メタフィスが企画し不易糊工業が製造?している板ガム型消しゴム。
グッドデザイン(Gマーク)選定品、2011年9月1日発売、日本製。
不易糊工業は
建築用シャーペンのフエキのこと。
◆消字力
案外良好。しかし鉛筆芯(粘土芯)とはあんまり相性がよくない。
シャーペン芯(ポリマー芯)とは、パイロット ネオックスGを除き良好。
軟芯もなんとか消せます。
†上辺が左辺になるよう、画像を横にして見てください。
‡紙はコクヨキャンパス
画像の1行めは、書いて消す行為を1回、5行めはそれを5回繰り返したもの。
(画像を横にしたとき)左から
ぺんてるAinシュタイン0.3HB、
パイロット ネオックスG 0.9HB、
三菱ナノダイヤえんぴつB、
三菱ナノダイヤ0.9HB・消耗しにくい。
・けしかす
細かくまとまらない。
・消字抵抗
低い。
細部を消すための品だからこの消字テストはあまり意味がないかもしれませんね。
そこで3mm方眼も消してみました。もちろん一マスずつ消せます。
◆替ゴム44101R
2.4mm厚、まさしく板ガム。非塩ビ(スチレン系エラストマ)製。
断面が紡錘形なので端がさらに薄く、細部を消しやすい。
ここまで薄い場合、硬くしないとよれてしまうので一般的な消しゴムより硬い。
構造はとても簡素で、2.4mm厚消しゴムをアルミ鈑で挟んでいるだけ。
ちゃんと挟んで使わないと消しゴムがひっこむ難点があります。
消しゴムがアルミ鈑より短くなって(75mm以下)ひっこむと取り出しづらくなるのも欠点です。
この点、不意にひっこまない
クリックイレーザーに劣りますが、代わりにこちらは細部を消すときにも消しゴムがブレません。
公式HP説明では1の消し方で広範囲を消せる、とのことで実際可能ですが、ここでは2の消し方で一行消しに用いることをすすめます。
そのかたちを見ればわかるように、細部を消すことに特化させれば使いやすいけれども、広範囲を消すには従来品にかないません。
何にせよ補助的に使うものです。
しかし考えてみれば、筆記では、細部以外を消すことってそんなにないわけですから、従来の直方体消しゴムこそ補助的に使ったほうがいいかもしれませんね。
モノゼロや
モノワン等と較べてみましょう。
・細部を消すにはモノゼロのほうがやりやすい。けれどモノゼロは一行消しに向かない。
・一行消すにはモノワンのほうがやりやすい。けれど細部を消しづらい。
但し持ちやすさの点ではモノゼロ/ワンに劣ります。
幅がふつうの百円消しゴムと同じくらいあって少し持ちづらく、マークシート用や
ぺんてるシュタイン消しゴムのように17mm幅以下で十分だったと思います。
高価なうえに店頭で見たことなく、通販で買いました。
その価格及び上述の特性から、中高生また大学生そしてシャーペン使用者向け製品に思います。
手帳に挟んで携えやすいのも薄型の長所。
a)本品と
ロルバーンb)本品と
ペーパーブランクスc)スレンディプラスとモレスキンソフトカヴァー
本品の競合品は直方体消しゴムではなくモノワン等φ6.7mm繰出式消しゴムやシード スレンディプラス、
ぺんてるクリックイレーザーZE-31等になります。
ところが、近年これらに並ぶ直方体消しゴム、トンボ モノスマートやぺんてるAinサラが出現しています。
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