2009夏、色んな久々綾を書いて見ようという無謀すぎる挑戦をしました。/

※エンドレスエイト
 無理、と綾部が無表情のままノートに書きなぐって机に突っ伏した。何が等と言うつもりは毛頭ないし、前の俺らが同じような会話をしたんだと思うと本当に泣きたくなる。あと三分でリセットされる俺らは凄く不様で滑稽だ。さよなら。次回の俺はもう少し頑張れ(れ)ばいい、あと少しだから。多分。だったらいいなあ。
 机に伏せたままの綾部を見れば眠気がピークだったようですうすうと穏やかな寝息をたてていた。そおっと手を伸ばして白い頬を撫でる。ごめんなあ、だめだった。あいつの望むものが、望むことが、わからないんだよ。俺にはわかる気がしない。無意識の内にカウントを始めていたらしい俺はあと八十六秒を過ぎて考えるのを止めた。






090901/仮想メルヘンを幾度待てども

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