解釈にズレはつきもの。Pottermore勉強中

▼ツイート!

お題「最期の夏」

#例えば明日世界が滅んでしまうとして
僕の世界に何ら支障はない。
咲き誇る花畑に一人佇む虚しさ。
肺を満たす噎せ返る香り。
青々とした緑の葉。

例えば明日世界が滅んでしまうとして、
私の世界に何ら支障はない。
叫びの屋敷に一人朽ちる虚しさ。
肺に流れ込む鉄の香り。
彼女と同じ緑の瞳。


お借りいたしました。ありがとうございました。詳細はタグを検索していただければ分かるかと思います。恐らく二次創作は想定されていないのではと思い、こちらで。

とてもポエム。でもとても楽しい。そして泣く。


2018/08/06


▼彫師案

不幸にも(私解釈)ホグワーツ大戦を生き延びてしまったセブルスの話。

ホグワーツを正式に辞め、アズカバンに入ることもできず、日々亡霊のように過ごす毎日。時折マクゴナガルが訪ねてきたり、ルシウスに呼び出されたり、パブへ呑みに行ったり。人と会うのはそのくらい。
スパイとして過ごした日々の悪夢を見た日は左腕が痛む。消えない染み。随分と薄くなっていると言うのに。有り余る時間の暇潰しがてら消す方法を探してはみたが見つからず。どうしても消したいわけでもない。罪は消えないものだ。

そうして僅かな貯蓄を切り崩し過ごしていたある日、またルシウスに呼びつけられた。何でもタトゥーを入れたらしい。左腕の印を覆うように。他にも何人かの死喰い人が世話になっていて、魔女の彫師は客を選らばぬようだ。
拒否権なく見せられたタトゥーはとても美しかった。マルフォイ家の紋章と愛妻の名。それを守護するように囲む蛇。芸術と言うものに興味を持てず生きてきたが、こればかりは目を惹き付けられた。しかしだからと言って、自分も、とは思えなかった。

私はスコットランドの北西にある小さな島に来ていた。何故来てしまったのか。暇潰しを理由にするには随分と大掛かりである。ただ少し、彫師の魔女に興味を持った。ただ少し、彼女の作品に目を奪われた。それだけ。
いきなりの訪問ではあったが、彼女は私を快く引き入れた。年頃は近く、肌は焼け、頬にニフラーのタトゥー。他に客はいない。予約一杯大人気彫師でないことはすぐに分かった。

「セブルス・スネイプさん?」
「どうやらここにも新聞は届くらしいな」
「イギリスを騒がせた有名人はあなたで二人目ですよ」
「一人目は?」
「シリウス・ブラック。尤も、彼は有名になる前でしたけどね」

・・・

「デザインは決まってますか?」
「君に任せる」
「それは良い。じゃあ…百合を」
「チッ……ふざけるな」
「それが大真面目で。一生残るんですよ。あなたに一生残るものを彫らないと」
彼女が羽根ペンを走らせ描いた百合は美しく、儚さとは無縁の強い姿。断る、とは言えなくなった。

・・・

「痛みますか?」
「多少の不快感はある」
「まぁここは比較的痛みがマシな部分ですからね。関節部分はもっと痛みますよ。覚悟してください」
「フン、それは磔の呪文より酷い痛みか?」
「ははっ!死喰い人のみなさんお決まりのセリフなんですか?」
「……仕事に集中しろ」

・・・

「何故ニフラーなんだ?」
「金貨がザクザク集まりますように、ですよ」
「ニフラーは自ら探し出して宝を手に入れるのだ。自動的に集まってくるわけではない」
「ははっ!真面目ですね。先生、って感じ」
「そんなもの、昔に辞めた」

・・・

そんなこんなで始まる関係。セブルスは左腕に入れ、なんとなく右にも入れ、他にすることもないしと背中にも入れてほしい。彫るのもタダじゃないからお金が必要で、働き出してほしい。マクゴナガルに連絡して、ホグワーツを打診されるけどそれは断って。研究所みたいなとことか。徐々に生活に張りが出てくる。背中に大きいの入れて終わりかな。二人の未来はまだまだこれから!なラストになると思います。言葉にはしないけどずっと付かず離れず恋人の一歩手前みたいな関係、かな。お互いの人生にとってお互いは最重要登場人物ではないけども、この先も長くそばに居続ける存在。ん〜〜〜でも夢女子としての私がセブルスを愛し愛されたいと言っている…。

如何でしょう?いつか書きたい。


2018/07/26


▼「シナリオの守り人」くっついたあとの小ネタ

元はガラス張りのシャワールームについてのツイートだったと思います。この二人ならどんな感じだろうかとツイートしたものをここへも。趣味でバスルームにしてありますし、色々と実際のイギリス事情は分かりませんが、雰囲気でお楽しみください。


偶然休みが重なって、ならばと二人は揃って外へ出た。自然と寄り添い腕を組み、マグルの街並みを散策する。右へ、左へ。気の向くままに角を曲がり、隠れ家のような店を見つけてはカウベルを揺らす。
マーケットにも足を運んで、陶器皿を品定めした。アニーシャが使い勝手の良さそうな大皿を手に取ると、スネイプがその裏を指す。そこに描かれていた薄桃色の百合に微笑み合った。
大皿一つの土産を抱えた帰り道。折角だからとアニーシャの提案で、一泊することになった。

「何だか新鮮で良いですね」

スネイプの開けた扉をくぐり、アニーシャが部屋を見渡した。キングサイズのベッドに微笑んで、彼を振り返る。

「ここは?」

スネイプが目を付けたのはブラインドの下ろされた一室。ガラス張りの内側に取り付けられていたブラインドをスネイプは杖の一振りでその場から開けた。

「……バスルームですね。ガラス張りの」

いつの間にか隣に立った彼女がガラス越しに覗き込む。そしてチラリとスネイプを見上げて目を細めた。口角は悪戯にニヤリと上がる。

「どうします?」
「どうするもこうするも……」

スネイプは再び杖を振り、ブラインドを閉めた。

「二人で入れば関係ありませんしね」
「なるほど。それは名案だな」

寄りかけた眉間を緩め、スネイプがニヤリと笑い返した。そして着慣れないマグル服の首元をも緩めながら、彼女の唇へ触れるだけのキスを落とす。

「気が早いですよ」
「誘っておいてよく言う」

スネイプはクスクスと笑いながら甘えるように身を寄せる彼女を引き寄せ、入浴の妨げになる布へ手を掛けた。


2018/07/21


▼花の贈り物

セブルスはアクセサリーを贈るのかって内容のblogを書いたことがあったかと思うのですが、私はバラの花束もセブルスにはハードルが高いだろうな、と思います。でもバレンタインとかに贈るセブルスも尊いのでそのうち書いている可能性はある。私がほしいので。本数で意味が〜ってのがイギリスでどうかは調べる気もありませんが、そもそも贈れないイメージなのでね…。
バラを贈るなら加工しそうです(?)どんな状態でもいいですが、セブルスは魔法薬学に精通していますからね。自身の強みを活かした何かを作るのでしょうかね。

例えば。面と向かって言ったわけでも欲しいわけでもないけども、セブルスのいる場所でバラの花束ってロマンチックだなとか、褒めるような言動をした場合。主人公を喜ばせてあげたいセブルスさんですから、色々考えてくれると思います。ちょっとした一言を大切にしてくれるセブルスが好き。でもバラの花束なんて柄じゃないのは本人だって自覚しているはず。自分で想像してみて、ゾッとしていたら良い。

「手を出せ」
杖を片手にセブルスが言った。
バラの花束について話したばかりだから、もしかしたら……なんて考えが過ったものの、贔屓目に見ても彼にバラの花束は似合わない。それはきっと本人も自覚していて、そんな愉快な思い出をプレゼントしてくれる人ではないのだ。
じゃあ何を?
首を傾げて待つと、彼の杖先が私の手のひらに向けられた。
舞い降りてきたのは、1枚の花弁。
「薔薇には違いないだろう」
あぁ、これが彼の精一杯。それがたまらなく、いとおしい。
顔を背けたセブルスは気難しい表情をしていた。それが照れだと分かるのは、彼の隣に立てる私だけ。

こういうセブルス如何でしょうか?
花弁1枚て〜〜〜!貰ったあとどうするのが正解なのでしょう。日本語ど忘れしたのですが、水分飛ばしてスクラップしたようなアレが定番でしょうかね。
私は食べたい。食用なんて気の利いた(?)ものではないでしょうけども。


2018/07/11


▼流用

ゲームなどのネタバレ用に作ったツイッターアカウントがありまして。最近はホグミスのスクショだらけなのですが、たくさんのご縁があり今は半夢垢状態となりました。そこで上げた短編を追記に載せておきます。もし見覚えがありましたらこれが私でございます。IDは載せませんが特定は容易だと思います。そこまでしてくださる方がいらっしゃるかは別として。ホーム、ツイート内容を確認していただいた上でフォロー、リスト追加はご自由にどうぞ。リフォロー率は50%くらい。中身がどんな人間でも構わない方向けです。

教師セブルス・スネイプとしての生徒との関わりがすごく好きです。


追記
2018/07/08


▼変わらないね

セブルスにとって「変わらないね」って言葉は褒め言葉か否か、と考えていました。私の中での結論としては否だろうな、と思います。いつ再会して、どれだけ昔のことを思い出しながらの言葉にもよりますが。

闇に染まらなかった学友と1997年9月以降に再会してほしい。セブルスが闇の魔術に傾倒していたのは知っていて、例のあの人の下で校長をこなしているのだと知っていて。

街でバチリと目が合う。お互いすぐ逸らせば良かったのに、何故かそうはしなかった。闇の台頭によって人気の引いた通り。立ち止まる人間が二人いたところで疎ましく感じる者はいない。
「スネイプ……変わらないね」
「……嫌みか?」
女は首を横に振った。しかしスネイプと呼ばれた男は鼻で嗤って片眉を上げる。女が曖昧に微笑むと、二の句を紡がぬうちに背を向けた。
『変わらない』
一人歩きながらスネイプが繰り返す。
『変わらない』
昔も今も、私は闇から離れられぬまま。
『変わらない』
かつてはリリーの目に止まるため。今はリリーの息子を導くため。
『変わらない』
リリーへ捧げる人生。
『変わらない』
この想いだけは。

あれ、待って、褒め言葉感が???
基本的にセブルスは幸せにしたいのですが、たまにこうやってちょっぴり心をゴリッと削りたくなります。

「嫌みか?」って返してくるセブルスがとても好きです。


2018/07/04


▼ツイート!

ツイッターで楽しそうなタグを見るとやりたくなるのですが乗れるアカウントがないのでここでしますね…。

#急に雨が降ってきたものの傘を持っていない夢主とお相手

「シナリオの守り人」ALIVE END後

「あ、雨…」
「杖を仕舞え。マグルも通る場所だ」
「そうでした。…雨足強まってますね」
「走るぞ」

傘代わりになるようなものを持っていない自分に内心舌打ちをして、スネイプは彼女の手首を掴む。人目のない路地へ連れ振り返ると彼女はもう濡れていないところなどないくらいで。今更とは思いつつもスネイプは杖先から噴水のように透明の傘を形作る。

「買い物は中止だな」
「帰りましょうか。あと一食二食くらいならどうとでもなります」
「頼もしいな」
「料理は魔法薬よりおおらかですから」
「君はシャワーを」
「またあなたは魔法で済ませるおつもりでしょう。湯を張って一緒に如何です?」
「…よかろう」

一先ずキスで身体を温めて、バチンと二人は姿をくらました。


2018/06/08


▼ガリオン金貨プレゼント

次学生とスネイプ教授で書いたときに使えると良いなと思ったプレゼントネタ。

ガリオン金貨。

スネイプ家でもプレゼントという風習があったとして、それが現金だった可能性。トビアスは無関心だけどもアイリーンはこっそり硬貨を一枚握らせてくれた。
子供の頃はそれが当たり前だと思っていた。どこの家庭も誕生日やクリスマスには小遣いを貰っていて、子供が自分で買うものを選ぶのだと。
入学前のリリーと
「今年のクリスマスには大きなぬいぐるみを貰ったのよ!」
「(リリーはぬいぐるみを買ったのか)僕は(何年も集めた分で)本にした」
みたいな…やり取り…。
入学して他の家では現金ではなく品物が贈られていることを知ったけども他の子が文句を言っているのを聞いたりもしていて、現金が効率的だなと思って過ごしていた。

そんな背景があってのガリオン金貨ダイレクトプレゼント。

悩む手間も買う手間も省けて失敗がなく自分も相手にとってもWIN-WINで素晴らしいプレゼントだとセブルスには思っていてほしい。無駄な包装とかもなくポケットから出して手のひらにチャリチャリ落としてほしい。現金に戸惑う主人公に首を傾げて効率的だと説明してほしい。

「これで好きなものを買え」
「ありがとう、ございます…(正月だけ会う親戚のおじさんかな???)」


2018/05/10


▼四つ葉

道端にクローバーの群生を見つけると、ついつい四つ葉を探してしまいませんか?そもそも近くにないわよって方もいらっしゃるかと思いますが、私だけではないはず…。

イギリスやらケルトやら魔法界での扱いは詳しく分かりませんが、日本では四つ葉を見つけると幸福を呼んだり願いが叶うといった話を聞きます。

まぁそれは置いといて。

好感度がそれなりにあるセブルスに限るのですが、
道端のクローバーに目を止め嬉々として四つ葉を探しだしたとき、隣を歩いていたセブルスはちゃんと足を止めてくれると思うのです。
「くだらない」とか「いくらでも出せば良いだろう」と立てた人差し指を杖のように振ってみせたりしながら。

好き

四つ葉のクローバーは幸福なのだとか語りながら探す夢主の隣で、ふとセブルスもクローバーへ目を向ける。意識せずとも四つ葉を探し、キョロキョロとしゃがみこんでいる彼女の視界の外で、ひっそりと佇むそれを見つける。
あぁ、確かに安穏と過ごす彼女とのこの時間は何物にも変えがたい。
自然にこぼれ落ちた彼の微笑みは、彼を浅く知る者にとっては「らしくない」けれど深く知る者にとっては「らしい」もので。それに気付いた彼女が彼に負けないくらいの笑みを浮かべた。
「もしかして、見つけました?どこですか?」
「ご自分が愉快な行動をとっている自覚がないらしい。全く、幼子でもないというのに…」
先程までの見惚れる笑みを消して呆れ顔になったセブルスに、仕方ないと彼女が立ち上がる。一歩踏み出した足は彼に手を引かれた影響でグンと大きなものとなった。その手もすぐに離され、不可解な彼の行動に首を傾げるも答えは得られず。けれど彼の言動すべてに考察を付けていたら切りがない。いつものことだと割りきって、また歩みを再開させた。
そんな彼女に遅れること半歩。セブルスは自身の見つけた四つ葉の幸福が踏まれずに済んだのを横目で確認し、また僅かに笑みを浮かべた。彼らしいその些細な変化に気付く者は、彼に背を向け半歩前で道を照らし続ける。

みたいな道端で見つける幸福をください。
きっとどこかにあるネタ。
小説でも絵でも形にしてくださったかたは是非私にお見せくださいお待ちしています。なければ気が向いたときにいつか書くやもしれません。

(追記 イラストを書いてくださった方が(((o(*゚∀゚*)o)))感激です!!!)


2018/04/11


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