Tin ice in the sun

迷彩色の男

初っ端からセンシティブワードで失礼って感じだけど 男性限定性的コミュニティのお話で その界隈に推しがいる人間としては「どうなってしまうんだ……」をしていた。 迷彩色というタイトルと、表紙の男性の写真は つまりそういうことか〜〜!? と疑いながら読んでた。 安堂ホセの小説、わりとグチャグチャな世界観の中でじっと人間を見つめているお話で 暴力のエンタメ的な消費ではなかったなー。 映画「ムーンライト」と重ねる人がいたけどちょっとわかる……!! マハーシャラ・アリのいないムーンライト。もしくは映画監督の小津安二郎が令和にいたらこんな文章をかくかも。 でも暴力の表現はわりとタランティーノなんだよな。おもしろい。 中身がおすすめかどうかと言われると微妙です。エンタメの消費ではないね、このお話。


  • 24th.Oct
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