Tin ice in the sun

砂漠の林檎

いまのイスラエルとガザの紛争のことを考えながら選んだ本です。 こちらの本を読んでみても、ひしひしと痛みを感じる作品だった。国と社会とに迎合するもの、信じぬくもの、戦うもの。それぞれの生き方と、それぞれの戦いがある。 表題作の「砂漠の林檎」のお話の美しさがとてもよかったなあ。親との対話、有り得ないと思っていた植物の育ち、未来は自分が育った過去と同じじゃなくたっていいのである。 ただどうしてもイメージがジョン・ウィックでみた砂漠になってしまうのが難点です(自分のせい。)


  • 24th.Oct
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