てにぷり立海が滾った。短文。なんか色々おかしい。ギャグが書きたくなって、やっぱり駄目だった。本気で考えてないから文章がおかしい。どんまい!←
『鈴木てめぇ!俺の辞書早く返せごるぁあああ!』
穏やかな昼下がり。前触れもなく、突如立海の校舎に響き渡った怒鳴り声は、教室や廊下に設置されたスピーカーから発せられたもの。
ほぼ全生徒が昼食を済ませ、まったりと各々の時間を過ごしていただけに、不意打ちの放送に誰もが肩を震わせた。
「また始まったぜぃ…」
「あいつもよく飽きんの」
その中の一人、丸井はガムを膨らませながらスピーカーを見遣り、仁王は呆れた様に眺めた。
放送主は立海の放送委員長、海瀬 三春(かいぜ みはる)。実はこの放送、立海では珍しい物ではなく、海瀬が放送委員長に就任してから立海の名物となりつつある放送だ。放送委員長による、校内放送の私物化。初めの内は教員も海瀬を注意したりしていたものの、改善される傾向もなく今日に至る。
『ちょ、委員長!立海に何人鈴木がいると思ってるんですか!』
『あ、そりゃそうだ。俺と同じクラスの鈴木だから間違えんなよ』
『僭越ながら委員長。委員長のクラスに鈴木は三人いらっしゃるかと』
『あ?そんなにいたか?…鈴木 健二だよ、健二。てめぇ昼休み終わるまでに辞書返しに来なかったら、校内放送でお前の恥ずかしい過去バラすかんな』
スピーカーの向こうのやり取りはテンポよく進み、脅しと共に回線が途切れる。
誰もが安堵に胸を撫で下ろす中、その言葉にびくりと肩を震わせたのが、丸井達のクラスに遊びに来ていたと思われる鈴木健二だ。余談だが海瀬と鈴木は幼馴染みで、海瀬はやると言ったらやる有言実行の男。これは絶対に赤面確実のネタをばらされる…!鈴木は顔を真っ青にして教室を出ていった。
海瀬は悪い人間じゃない。それは校内放送私物化という前例のない事態の直面者ならで誰もが知っているが、如何せん口が悪い。毎回の私的放送で名指しされる、全く関係のない鈴木がびくびくしている事を海瀬は知らない。
仁王は落ち着きを取り戻した教室を横目に丸井からポッキーをくすね、ぽりぽりと齧る。丸井がそれに気付き、仁王を責めようと椅子からたちあがったのとほぼ同時、
「はう…!今日も三春さんはかっこいいです…!」
彼等と同じクラスの女子生徒がぽっと頬を染め、おしとやかに両手で顔を覆う。
「ちょ、手鞠ちゃん落ち着、」
「こうしては居れません…!いま手鞠が参ります三春さああん!」
「……」
教室を包む沈黙。校内放送とほぼ同じく、これも彼等のクラスでよく見られる光景だった。彼女の名前は一條 手鞠(いちじょう てまり)。彼の放送委員長、海瀬 三春の(自称)婚約者である。
ここまで書いて飽きた\(^o^)/
主のデフォが海瀬三春。自称は付きますが彼女?婚約者?のいる男主が書きたくなったのですよ。立海テニス部ほのぼのというか、立海ほのぼの(全生徒的な意味で)。そのうち海瀬さんが手鞠さんに校内放送で告白→聞いてる生徒赤面。とか面白いと思った。
2012 November 6th 11:39