妄想集やら没集
続いたり続かなかったり中途半端だった意味なしオチなしだったり好き放題にやってます
没集なので名前を固定させて頂いてます
男装主について




夢見た乙女*ホロワ軸 04月02日

「さっくら」
「あ、海南さん」
「あたし桜嫌い」
「え?」
「だいっき、むぐっ」
「あー、気にすんな。今こいつみんなに嫌いって言いふらしてるから」
「…ぇ…」
「むぐ…っ、けど桜すき。ご飯美味しいしやさしいから」
「あ、ありがとうございます…?」
「ほら、行くぞ。今日は買い物行くんだろ」
「えー、部屋でごろごろする」
「はいはい」


「ちゅーしたい」
「はあ?」
「髪の毛に」
「……どうぞご自由に」
「お風呂入りたい」
「……ご自由に」
「ランサーと一緒に」
「…………」
「ならいい。ギルのトコ行く」
「…………海南」
「やっぱアーチャーんトコ、」

乱暴に掴まれてランサーでいっぱいになった。

「…は、」
「…んむ、」
「なあ、ルーン魔術見てぇ?」
「!うん!」
(いっそ束縛の呪いでもかけてやろうか)





夢見た乙女*頭いってるホロワ軸 04月01日

「アーチャー」
「なんだね」
「セイギの味方になりたくて仲間に殺された時絶望した?悲しかった?辛かった?」
「――…!」
「あたしが皆を裏切ったらみんななんて言うかな。なんて思うかな。そんなやつじゃないと思ってた?ねえアーチャーどんな気持ちだったの?どんな気持ち、」


「海南、それは俺だけにしとけ」


「むぅ」
「俺だけに当たれば良いだろ。誰か彼処に当たるな」
「……ランサー、」
「気にすんなよアーチャー」
「ランサーランサーランサー、ねえどうしてここにいんの?」
「お前が傍に居ろっつったからだろ」
「魔力供給したいの?」
「話きけ」
「魔力供給しよ」

ぐい、と彼女はランサーの頭を無理矢理引き寄せ唇を重ねた。

「これもなかったことになるんだから」





夢見た乙女*ホロワ軸 04月01日

「ねえランサー」
「あ?」

彼女は高台から身を乗り出し下を見ていた。海を見ながら、言葉を綴る。

「溺死ってどんな感じかな。寒くて苦しくて苦しくて、冷たい底に一人で沈んでいって、酸素が足りなくなってもがいて上を見ながら暗闇に沈んでくんだよ。どんな気持ちなのかな」
「…俺が知るかよ」

ランサーは釣竿を上げ、餌が食いちぎられていることに舌打ちを打ち新しい餌を針に付けようとした。付けようとして、水飛沫が上がる音に驚きそちらを向いた。そちらを向いて、ただ何も考えずに自らも海へと飛び込む。


「―――…はぁ、はぁ…」
「―――…げぼ、はっ、あ、ごほっ、!」
「なにしてんだ馬鹿野郎…!」

彼女を抱えたまま、高台をよじ登るランサー。流石はサーヴァントである。彼女はただ苦しげに息をしていた。

「は、あ……はぁ……」
「もう一遍言うぞ、なにしてんだ!」
「どうせ、繰り返されるなら、っ、経験しておこうかなあ、って」

でも助けられちゃった。
そう笑う彼女に、ランサーは道具を片付けていく。

「行くぞ。今日はあっちいく」
「ん」

二人ともずぶ濡れのまま、ひたひたと歩いた。あっち、とは森のことである。この格好では町へは行けない。

「ランサー」
「あ?」
「あのね」
「ん」
「落ちる時、ランサーが居たよ」
「………」
「ねえランサー、傍に居て」

へにゃりと彼女は笑う。


「じゃなきゃあたし死んじゃうかも」
(棘で拘束)




その他*典型的 03月23日

「行ける気がする!笑」
「ねー、海南ちゃんなら行けるわ。寧ろ立ち向かってそう(笑)」
「やるやるw立ち向かうw」

とまあ下らないメールをしている訳なのだが、内容は至極簡単「二次元に行けたら」の話だ。メール相手の奈々はなんか知らんがあたしなら二次元に行って闘いに巻き込まれても生きてそう。寧ろ物語ぶち壊しそう、と。だから主人公補正ですねわかりますとか、まあとにかく妄想楽しいです。もぐもぐ。

「絶対あたし神ががってるかんねww」
「私は海南ちゃんの背中に隠れてます(`・ω・´)」
「あたしの勇姿カメラにおさめてー!」

というかいい加減に着替えるべきだと思うんだ。いつまでも制服のままでベッドに寝転んでられない。そう思いベッドから立つとマナーモードの携帯が鳴った。

「はあ?ぶっ壊れた?」

携帯を開くがメールを受信しているわけでもない。電話がきているわけでもない。遂にぶっ壊れたか……まあ、散々落としたり投げたりしてたしなあ…十分傷だらけだし、と思っていたらまた携帯がなる。音楽にあわせて点滅するランプ。こえー。

とりあえず怖いんで電源ブチった。



「……は?」

ら、学校にいた。どういうこっちゃ。

「……海南ちゃん?」
「!奈々!」

後ろにはあたしと同じく制服姿の奈々が。な、ナンダッテー。そして、目を見開いて指を差す奈々。後ろを振り返って、無表情になった。

「――チィ、またか…!」

そこにはランサーがいた。いや有り得ねえし。だがあちらさんはやる気満々だった。嘘ん。

「奈々、逃げてー」
「!え、でも…!」
「いやほら、大丈夫だから。なんかあたし今無敵な気がする」

どんな気だ。
走り始めた奈々、と突っ込んでくるランサー。とりあえず横にあった教室に入った。開いてなかったどうしようかと思った……!

「かくれんぼのつもりか?」

んでもって入ってきたランサーに向かって椅子を投げつける。一瞬だけ怯んだ内に後ろから出て隣の教室へ。

「くっそ……!」

で、また同じことをして。

「二度も通じる訳ねえだろ!」

しかしばふ、と舞う白い粉。

「はっ!?…うぇ、ごほっ…なんだこりゃあ…!」

まあ、チョークの粉ですよね。黒板消しを叩いただけだ。え、嘘、案外いけちゃう?

また走って教室を脱出。廊下を全速力で走って、曲がり角を、


「…!?」


まがれなかった。いや曲がったらぶつかった。めちゃ痛かったです、はい。

「……いったあ…!」
「貴女は…!?」
「待てよ嬢ちゃん!」


ナニコレカオス。
(ヲタクの主人公、ちょっと頭のネジぶっ飛んでる。とにかく怖かったり焦った時は自然と無表情になる。ゆえに余裕なのだと勘違いされる。友達はわたしが守る!主人公補正かかりまくったある意味最強の口達者な少女)




男装主/その他*偽れないもの 03月22日

ランサーに女ってバレたよ
えろ注意



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