旧来の金属製補助軸を貫通型にして、さらに木材を被せたもの。
ステッドラー トラディション110/HB一本つき。発売年不詳、日本製。
以前は600円税別でしたが800円税別になりました。公式HPから消えているけれどもまだ売っていると思います。
今回取り上げるのは右側のSLE603。
貫通型補助軸は軸尾を塞いでいないから新品鉛筆も使えますし、使い始めから補助軸の軸径で握れます。
その軸径は鉛筆を五割増しにする太さ。
太くても大部分が木製だから軽く、金属むき出しより手触りよくて、冬でも冷たくないのが長所。
鉛筆補助軸の元製品はたぶんクラウングループCR-HJ70-CR。
なので、元型同様にぐらつきます。
そんな補助軸でも三角軸なら、三ツのツメを三角軸の稜線に合わせると、ぐらつきを解消できます。
とくにゴムで覆われたステッドラー エルゴソフト150や同社ノリスエルゴソフト152は表面のゴム塗装が剥がれるくらいぴったり。
そして滑り止めゴムグリップがついたファーバーカステル グリップ2001でもぐらつきをだいたい解消できます。
汚れを吸い寄せてどんどん汚くなるゴムグリップを、これで覆って書くのはなかなか快適ですね。
ほかには丸軸の三菱ユニカラー色鉛筆がぴったり入ります。
六角軸でも、三菱ユニやハイユニ等太めの六角軸なら芯先がブレにくくなります。
ぐらつきを抑えようと、強く締めすぎると木筒が金属軸から外れるから注意。
100円補助軸と同じ鉛筆把持力なので、割高感が否めないのが欠点かな。
ぐらつきのなさでは
トンボclipグリップのほうが確実。ただあれはゴムグリップなのが問題。
ダブル/ツインもあります。
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