風の通り道 | ナノ

海辺にて

仕事帰りの、深夜の海辺。

声が聞こえた気がして。足を向けたんですが。
気のせいかと思えば後ろから声。ユッカ。
ライターを探しに戻ったとかでした。そのライターはこっちの足元にありました。

あとどれくらい街にいるのかとか。
街のイベントの事とか。
あぁ……ルシファーの話も、少し。さて、また連れ合って飲みに来るかは。まぁ、向こう次第ですよ。

ライターは拾った一割だと、水になる。
そう悪い品でもなかったと思ったら、貰い物だとかでした。……タダ扱いの貰い物、ですか。
他にも服とか貢がれてると。
そんなに良い顔だったかと軽く覗き込んでみたら……。

……物好き。
イヤ、この間の話から言えば驚く事でもありませんので。
ただの店員と、気が抜けましたかね。

口直しにカクテルの奢り。
一杯目はいつもの。二杯目はユッカの好きな物と頼んで、マルガリータ。
一杯程度の価値と思えば、二杯目まで奢りになりました。破格な事で?
まぁ、キスで奢らせるほど困窮してませんから。別に次も、なんて考えませんけど。



レイフ君のチャットファーストキスを奪われる←
奪いに行くか迷って目を閉じないという行動に出た←

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PC:碧雲 2013/10/05 (20:10)

【R&A珍道中】10/4

昨夜泊まった村から更に歩いた、夜。
ホクゲンと呼ばれる街についた。
と、言っても、島の端に着いた訳ではない。この先の土地は、エルフが住む集落だから、人間が住む“北限”らしい。
俺達みたいな冒険者や旅人含め、エルフの里の中でも活動的な若者が降りて来る事もあるとかで、街の人種の雑多さと賑わいは、小さいながら交易の場所なんだなぁと、感じさせた。

この先にも行ってみたかったが、街の者は皆、その話に良い顔をしない。
侵しちゃいけない領域もあるのだと、アビーに言われた。

北のエルフが造る工芸品が特産だとかで。
ちょっとこの街にとどまってみようって話に。




夜に。
色々と宿で話してた。
なんで街を出て旅に出たのか。
何が悲しかったのか。辛かったのか。
酒を飲みながら。ポツポツ。

アビーは適当に流しながら聞いてくれて。
「なんかアビーと一緒にいるとアビーがゲイだって忘れる」って言ったら。「ほら。お前だって、『同性愛者』ってひとくくりに俺を見てんじゃねぇか」って笑われた。
……ひとくくりにされて否定されるのが悲しかったのに。俺も無意識にやってんだな、とか、悲しくなったら。顔に出たんだろうな。わしゃわしゃ撫でられた。
彼は多分、俺よりずっと多く、ひとくくりに否定もされたんだろう。
「そういう相手は、困ってる人だから、気にしなくて良い」と、言われた。個人と個人で話す余裕がないんだから、と。
あと「忘れてる間は個人と接してるんだから、それが出来るなら平気」って。


「誰かを、何かを好きになるとか愛するとか」
「善いとか悪いとかってもんじゃねぇんだ」
「『そう』なんだから。受け入れろ、なんて言わない。人は思い通りになるもんじゃない。諦めろ」
「――……ま。それはお前も一緒」
「評価する奴ばっかじゃない。心配して、共感してくれる奴だっている」


……何に固執してたのか、わからなくなった。
でも、ここまでずっと泣いてたら。
なんか、とても小さい事のようにも、思えた。

…………気にする必要、ないのかな。
っていうか。……気にしすぎなのかな。

……神は間違わない。
そんな話をしたら、教会によっては性別で恋愛の否定はしないと言われた。
……罪、では、ないのか。
…………。
それは    良かった、と思えるのは。
その考えを、俺が俺に許す日を、待っていたのかな、なんて。少し。



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PC:蒼風 2013/10/04 (17:29)

古き魔術の島「ゼラフィル」にて

起きてから、移動。明るいうちに森は抜けたいって話で。
泉に出たのは、昼頃。丁度良いから、水の補給。
足を入れた方が水の魔法が安定するから。水浴びを兼ねようと服を脱いでたんだ、けど。

「…………視線が痛いんだけど」
確か初日に宿を出た直後に、筋肉張ってる相手が好みだから、俺はなよっとしてて興味ないとか言われた気がしたんだが。
「ノンケなラフにも分かりやすく言うならアレだ。グラマラスボディが好みだって、スレンダーボディも海水浴場じゃ見るもんだろ? つまりそういう事」
「いや、見ないから」
「なん、だと。おい、お前インポだったのか。おにいさんがちょっと確かめてやろ」
「馬鹿言ってないで狩りでも行ってきて下さい」
こっちは水汲みするっていうのに。
手で追い払えば笑って消える。調子がいい。

魔法で水を皮袋に移して。後は水浴びを楽しもう、と思ったら。

どうやら泉の妖精らしい子が。なにやら身振り手振りでアピールしてたから、よくわからないまま軽く頷いちゃったんだけど。
いきなり髪がずるっと1mくらい伸びた。
……なんか妖精も爆笑してるし。
驚いた声に戻ってきたアビーにも爆笑されたしっ。


服を乾かしてから、アビーが捕ってきたウサギでシチュー。
そば粉で団子作ってシチューにいれたのも美味しかったな。

夜には村について、宿に泊まれた。

あの夜から、アビーのベッドに潜り込むような事はしてないけど。

……髪長いとあったかいなぁ。
北の集落の近くまで、あと少し。

……そういえば。街を発ってから、一週間、になる、のか。
…………みんな元気かな。……俺がいなくても、元気なんだろうって、分かってもいるけれど。


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PC:蒼風 2013/10/04 (05:37)

リラクゼーションサロン「アリエス」にて

バレットおにーさんの封印を解除するよ!!の巻。

おにーさんからSOSの連絡を受けて。いつもは行った事がないアリエスに誘い出しました。
ポリシカの撫で率が高かった辺り、かなり甘やかしてます←
前(仮面舞踏会潜入前)に会った時は魔力が反発して存分に触れなかったのも起因しているようで(笑)

別PCでお友達の違う顔が見られるのが、複数PC持ちの魅力でもあると思うのですが。
カッツェでミカ氏と話す時も、よく思いますが←
「うちの 若いの(ラファティ)が すまん!!」
と、いう気分になります←
皆様の好意でうちのPCは生きてます、本当に有難う。


ポリシカにとっても、バレット君は得難い子。
ラディア嬢もロンくんもレンくんも大事な子ですが。一番は勿論ルドニーちゃんですよ。
またちまちま出て、交流をしているので、そんな人間関係も増えていくのかもしれませんが。

子供は子供として受け止めて甘やかすのが楽しい店主です。

バレット君は反応が可愛いって特別可愛がってるのも否定しないがな!!!←


…………頂いた羽根依頼もちゃんと受け付けていますので、ご安心下さい!←
PLのアイデア力が枯渇中です。ネタ探しせねばな…。

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PC:常花 2013/10/03 (16:58)

【R&A珍道中】10/2

南部の港街から馬車に相乗り……といっても護衛も兼ねたやつをして、中部に近い村についたのが昨日の夜。手紙を出して、宿に泊まって。
そして今日は早朝から、徒歩で次の目的地まで移動していた。
アビーは口が達者だったけど、文字を読んだり書いたりするのは、俺の方が上手かった。でも、それでアビーが困る、という事もないらしい。その辺りの記憶の良さが羨ましかったりもした。

それで、移動……って理由で。リュックをコルポに任せてみた。意外と、飛べてた。
……体長、60cm越えてるもんな、そういえば。コーギーとかってこんぐらいのサイズだったっけ?

歩きながら、だと。話題もなんだか、あっちこっち。
「お前の故郷ってどんなとこ」って言われて、説明に困るっていうのも、初めて。だって今までは、街の様子を感じてくれた感想を聞けば、良かったから。改めて聞かれると、言葉に迷って。
……そこからぽつぽつ話したり、した内容は。わりと、聞き流されてたと思う。
いや、アビーまで周囲への意識を欠かしてちゃいけないんだし。っていうか俺も話すのに夢中になってちゃいけないんだけど。

アビーは七人兄弟の長男、らしい。下の子達の名前も聞いたけど、一回じゃ長くて覚えられなかった。

地図を頼りに草原を越えて。森に入って。途中、誰かが野営をした跡のある開けた場所があったから。交替で火の番して寝ようって事になって。
アビーが火を使えるのが便利。蛙のソテーと、蕎麦粉のクレープ。あと林檎。

毛布に包まって寝転がってたら。なんか煙が上がってて。
煙草?って聞いたら、薬草って答えられた。吸うと眠くならないらしい。
交替の時に一本貰ってみた。
いつも吸うみたいに燻らせたら、肺までいれるもんなんだって。一気に吸うとやばいとも言われたけど。
……一吸い目で咽せたのは言うまでもない、よな。
でも、ちょっと気分が冴える、というのは分かるような。

と。手紙、書かないと。
移動しただけだから、あんまり書く事ないな……。


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PC:蒼風 2013/10/03 (05:49)

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