||| Jan 11, 2013 「皆ー大変だよー!」
「大変な事になったのだよ・・・一大事だ」
紫原と緑間はバタバタと走ってくる。
そうだな、と赤司は館の中でも大きな時計を見つめ呟く。
「時間、止まっちまったな」
そう。ただ時計が止まってしまったわけではない。
時ごと止まってしまったのだ。
もう朝はやってこずにずっと夜の暗闇の中で生活を余儀なく過ごすハメになってしまう。
が、館の住人はあまり動揺した様子は見受けられない。
「あれ、そういえばあの子いないっスね」
「そういえば。さっきから姿が見えません」
黄瀬はキョロキョロと先刻訪れた客人を探す。
黒子も思い出したように一緒になって探すが何処にもいない。
「・・・まあいい。どうせ逃げたって意味はないんだ」
赤司は扇子を口元へ持っていきほくそ笑む。
そんな姿を見て館の住人は口元を三日月型に歪めた。
「あー!」
黄瀬の大きな声に何事だと声のする方へと住人たちは向かって行った。
krk
・Crazy ∞ nighTパロ