||| plus alpha 「うっ・・・なんで俺はこんな姿でこんな所にいるんだ・・・・」 「カントク命令よ!あ、どうぞー。全部で2000円です」 「歩先輩泣き止め、です」 俺はコスプレ(と言ってもどっかの学校のブレザー)で桃井ちゃんとカントクのサークルの売り子をしていた。 しかも俺と同じ制服を着た火神も一緒に。 どっちもカントク命令と言われて指定された場所に来てみればそこはコ●ケ会場。 せっせせっせと本を売っていく腐女子どもの隣で泣いている俺をあやす火神。 なんてカオスな状況だと自分の中で思う。 が、周りは俺とはまったく違った反応を示した。 「あっあの!もしかして悠木さんのモデルの人ですか!?」 「はぁ?」 一般参加者のいう悠木さんという人物がよく分からない。 が、モデルという事はそれを引用した漫画か小説のキャラがいるわけで・・・。 ちらっと腐女子どもの出している本を見ると俺と火神、そして黒子らしき人物が書かれていた。 「くぉぉぉらぁぁぁぁ!!!お前らなに本人の前で本人のホモ本売ってんだ!!」 思わず俺は叫ぶ。 しかし今目の前にいる女の子の問いかけの答えを出してしまった事に気づいたのはそのすぐの事。 「きゃあああー!って事はその隣にいる赤い髪の彼が加賀美くんなんですね!?」 「先輩・・・なにコイツら。怖い」 「俺に聞くな、ボケ。俺も怖いわ。つーか離れろ、アホ」 女の子の暴走に2人で引く。 火神は俺の腕を掴み離そうとしない。 「加悠萌えますね!!!白子くんは今日はいないんですか?」 「彼は都合が悪くてね。また今度の時に呼ぶ予定よ」 「全裸で待機してます!」 俺たちはようやく悟った。 俺たちは生きた広告塔にされたのだと。 そして、2人の手によってこの世に俺たちがホモ設定にされた本が出回っている事に。 「皆その本かっちゃらめぇぇぇー!!!」 悠木→歩 加賀美→火神 白子→黒子 カ「来年の春●ミでは黄瀬×歩だすわよ!」 桃「えー青×歩はいつですかぁ!」 ちなみにカントクが脚本、桃井が作画です。 カントクの友人のものも委託受け付けてます(歩総受けのみ) Dec 30, 2012 22:36 browser-back please. |