||| plus alpha 「次のページがありません」 黒子が指差すは1冊の本。 それは館の住人が大事に保管している大事な台本。 その大事な台本のページが1ページ無残にも破かれていた。 「なんだ・・・と」 思わぬ出来事に緑間の手に持つガラスの花瓶が割る。 手分けしてあっちこっち探すが大事な1ページが見当たらない。 台本がなければ演じる事も先へ進む事もできない。 隠蔽か、破壊か、それともバグ?ストライキ? 住人たちはあーでもないこうでもないと話し合う。 「盗まれたシーンというのは」 「イヤなシーンなのかもね〜?」 「という事は次のページで犯人が分かるっスかね?」 「つーかどうやって知ったんだよ、この事」 「んーでもさ。皆変じゃない?それができるのってさ、」 あの子しかいないよね? 「見つけた・・・俺の帰るための鍵」 キラリと光るナイフを持った少年が焦点の合わない目でニコリと笑ってこちらを見ていた。 Jan 11, 2013 20:44 browser-back please. |