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2015, Oct 19 HQ  東峰
彼女はよく、一生のお願いを使う。内容は小さなものから大きいものまで多種多様。つい最近は、一生のお願い、買い物付き合って、だった。そして今、彼女はいつもの調子で言ってのけたのだ。「一生のお願い、私と付き合って」。
at 17:12

2015, May 24 other  菊地原
嘘でしょう、なんで私今菊地原なんかに押し倒されてんの。あまりに衝撃的すぎて言葉が出てこない。「なに、その顔」「いやあ……」「俺にだって性欲くらい、あるんだけど?」あ、まずいかも。なんて思った次の瞬間には彼の手が私の胸に触れた。「緊張してる?」「いやあ…」むしろこの状況で緊張しないやつとかいるのか。「優しくするから」そう言って菊地原は私の髪を梳いた。ちくしょう、こんなやつが格好良く見えるだなんて。どうやら私は思った以上に彼に溺れているようだ。
at 22:05

2014, Dec 20 other  東金(pp2)
「どうしたんですかその前髪」東金さんに指摘されてしまう慌てて前髪を左手で押さえる。うう、恥ずかしい。「や、昨日ちょっと、切りすぎちゃって」笑ってみるけど正直乾いた笑みしか出てこない。死にたい。羞恥で死にたい。っていうか死ねる。東金さんはしばらく私を吟味したあと「いいんじゃないですか」「えっ」まじか。驚いて顔を上げると苦笑している東金さんと目が合う。「貴女らしくて私は好きですよ」お父さんお母さん今日が私の命日です。
at 20:58

2014, Dec 12 other  三輪(wt)
キスをすると三輪くんは、いつも嫌そうな顔をする。それは多分、私が煙草を吸ってるからだろう。「あの、」三輪くんはまた、嫌そうな顔をする。「ごめんね、口寂しくってさあ」大人の余裕を見せて笑ってみせた。そうしたら三輪くんは、私の胸倉を掴み唇を落とした。え?え??「俺が塞いでやりますよ」耳まで真っ赤な三輪くんを、目を点にしながら穴があくほど見つめてしまった。「三輪くん、それさあ。私以外にやらないでね?」「貴方にする相手もいませんが」もうやだ、三輪くんほんとイケメン。抱いてほしい。
at 18:23

2014, Dec 06 tns  仁王
「彼氏の誕生日忘れるなんて最低なり」はあ?あんただってあたしの誕生日、忘れてたくせに。ムカついて、腹いせに仁王の尻尾毛を引っ張る。「いででで。痛いなり。やめてくんしゃい」「自分のことは棚に上げといてー!!ムカつくーー!!」ぎゅうとさっきより強く尻尾を握った。
at 21:24

2014, Nov 16 tns  幸村
「ねえ、俺以外の男子と話さないでよ」「じゃあ私からも言わせてもらうけど、幸村くんこそ私以外の女子と話さないで。ちなみに言っておくけどこの場合の女子は『私以外』だから、勿論貴方のお母様も含まれるし幸村くんの大好きな妹さんもまた然りだからそこら辺ちゃんと考えてね」「あ〜!くそ!論破された〜〜!!そんなお前が大好きだよ!!」「奇遇ね、私も論破されっぱなしの貴方が大好きよ」
at 13:47

2014, Nov 13 other  ネイガウス(aoex)
「上手いものだな」その声にぎょっとして振り返ると、ネイガウスさんがそこにいた。やだ、どうしよう。聞かれてた?!うわああ、と熱を持ちはじめる顔を見られたくなくて白と黒の鍵盤に視線を落とす。はず、恥ずかしい。そんな私の気持ちなんて知らないであろうネイガウスさんはもう弾かないのか、なんて聞いてくる。「お前の弾くピアノはいい。俺は音楽には疎いが、お前の演奏は好きだ」「は、」思わずぽかんとしてしまう。私じゃなくて、演奏が「好き」だと言ってくれたのに、なぜか頬が熱くなっていった。
at 23:37

2014, Nov 01 tns  真田
「おい」真田くんに腕を取られた。う、わ。バランスがとれず、そのまま彼の胸の中に飛び込むような形になってしまう。まあどうせ真田くんだし「たるんどる!」なんて耳まで真っ赤にしながら私の肩を引き剥がすんだろう。そんなことを考えていた私の予想は大いに外れた。「廊下は歩かんか」真田くんは一言、私の肩を抱き留めながらそう言っただけだった。
at 20:51

2014, Oct 27 HQ  大地
「澤村はこの中だったらどんな子が好み??」そう言って広げられたのはいわゆるグラビア雑誌。何で女子の彼女がこんなものを持っているのかと疑問には思うがあえて口には出さず、水着の女の人たちを凝視する。「これかな」「え〜。澤村って巨乳好きじゃなかったっけ?この人ないじゃん〜」「じゃ、なくて。これが一番お前に似てる」「へ?」しまった。ついうっかり、心の声が出てしまった。
at 18:21

2014, Oct 21 tns  柳生
「告白されちゃった」どうしよう、ヒロくん。にやにや笑いながら言う彼女。一方私はというと頭が真っ白になっていた。「…聞いていませんが?」「当たり前だよ、言ってないもの」「……」ちょっと間を空けて、「実は私も告白されたんです」「はあ?何それ。聞いてないんだけど」「ええ、言ってませんからね」二人で顔を見合わせて、笑った。
at 23:42
mae / tugi