SS
(
main/ネタ/拍手ログ) 
all  pdl  HQ  tns  other  

2015, May 24 other  菊地原
嘘でしょう、なんで私今菊地原なんかに押し倒されてんの。あまりに衝撃的すぎて言葉が出てこない。「なに、その顔」「いやあ……」「俺にだって性欲くらい、あるんだけど?」あ、まずいかも。なんて思った次の瞬間には彼の手が私の胸に触れた。「緊張してる?」「いやあ…」むしろこの状況で緊張しないやつとかいるのか。「優しくするから」そう言って菊地原は私の髪を梳いた。ちくしょう、こんなやつが格好良く見えるだなんて。どうやら私は思った以上に彼に溺れているようだ。
at 22:05

2014, Dec 20 other  東金(pp2)
「どうしたんですかその前髪」東金さんに指摘されてしまう慌てて前髪を左手で押さえる。うう、恥ずかしい。「や、昨日ちょっと、切りすぎちゃって」笑ってみるけど正直乾いた笑みしか出てこない。死にたい。羞恥で死にたい。っていうか死ねる。東金さんはしばらく私を吟味したあと「いいんじゃないですか」「えっ」まじか。驚いて顔を上げると苦笑している東金さんと目が合う。「貴女らしくて私は好きですよ」お父さんお母さん今日が私の命日です。
at 20:58

2014, Dec 12 other  三輪(wt)
キスをすると三輪くんは、いつも嫌そうな顔をする。それは多分、私が煙草を吸ってるからだろう。「あの、」三輪くんはまた、嫌そうな顔をする。「ごめんね、口寂しくってさあ」大人の余裕を見せて笑ってみせた。そうしたら三輪くんは、私の胸倉を掴み唇を落とした。え?え??「俺が塞いでやりますよ」耳まで真っ赤な三輪くんを、目を点にしながら穴があくほど見つめてしまった。「三輪くん、それさあ。私以外にやらないでね?」「貴方にする相手もいませんが」もうやだ、三輪くんほんとイケメン。抱いてほしい。
at 18:23

2014, Nov 13 other  ネイガウス(aoex)
「上手いものだな」その声にぎょっとして振り返ると、ネイガウスさんがそこにいた。やだ、どうしよう。聞かれてた?!うわああ、と熱を持ちはじめる顔を見られたくなくて白と黒の鍵盤に視線を落とす。はず、恥ずかしい。そんな私の気持ちなんて知らないであろうネイガウスさんはもう弾かないのか、なんて聞いてくる。「お前の弾くピアノはいい。俺は音楽には疎いが、お前の演奏は好きだ」「は、」思わずぽかんとしてしまう。私じゃなくて、演奏が「好き」だと言ってくれたのに、なぜか頬が熱くなっていった。
at 23:37

2014, Jul 31 other  ジャン
「ジャンさ、髪黒く染める気ないの?」「はあ???お前何言ってんだ」「エレンみたに髪黒く染めたときあったじゃん?あれさあ、かっこよかったから」「………」今度黒くしたらあたしにだけ見せてよ。へらりと笑う彼女に不覚にも可愛いなんて思ってしまった。
at 16:31
mae / tugi