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更新
短編『insomnia』
馬岱

蜀は彼が出て来る6までは、一番思い入れなかったなと思います。
もっと早い段階で馬岱さんが参入していたら、私の中の無双は色々と変わっていたんじゃないかなぁと。
年齢を重ねて固定された好みが、飄々としていて掴み所がなく、それでいて深みや暗さが時折垣間見えるという厄介なところに落ち着いてしまったのが顕著に見られるパターンです。


2013/03/16 01:15

日常

2月末に『真・三國無双7』が発売となり、専ら武将を育成することに闘志を燃やす日々です。
忍者と武将に夢中になっているのを見かねた友人から、「三次元じゃ満たされず二次元に夢中になり、現代じゃ満たされずとうとう室町時代と三国時代か。過去いったんか。次はどこいくねん」って言われて真顔になりました。
次、どこいっとく?原始時代?な勢いで、類人猿にすら萌えるようになったら私はもうプロの萌えリストになれると思います。
それにしてもこの『真・三國無双7』、毎度のことながら賛否両論のようですが、私は非常に楽しめています。
単純にゲームだけを楽しむのが目的じゃない、邪念があるからでしょうか。
でもストーリーモードがかなり充実してて、まだ全勢力のクリアには至っておらずです。
呉がマイホーム、凌統さんに魅せられてな私が呉のとあるイベントシーントで毛根が全て死滅したのでここで1つ言いたいことがあります。
コーエイさんGOOD JOB!!!!!
何年も何年も妄想して燻り続けていた想いをTV画面で見られる喜び、夢が(萌えが)叶った瞬間の興奮に夜中にコントローラー握り締めてその場で胡坐かきながら浮きました。
ダルシムのように(※分からない人はストリートファイターで検索しよう)。

そんな喜びを分かち合おうと、少し前から成瀬のりっちゃんと無双がコラボしている居酒屋に行こうという話しになり、3月9日に決行致しました。
前回OROCHIでの居酒屋コラボも一緒に行った時は、周りの席全部がオタクだらけで安定して楽しめる空気でしたが、今回は完全にアウェーなリア充が満ちているオサレ居酒屋で我々、若干浮いていました。
いや、かなり浮いていたと思います。
それでも我々はオタクすることに対して誇りを持っていますからね、りっちゃんが予約してくれていたお店へ行く前に寄ったサンマルクで、隣りに座っていた男子2人から「え…?この会話、こいつらオタク?」って感じでずっとちらちら見られていても怯むことはありません。
例え目的地が完全なアウェーであっても、オタクを嘲笑うかのようなリア充御用達のお店であっても、そう、我々は怯みません。
ただ狙うは無双コラボメニューとカードのみ!!
意気込んで店内に入り、怯まない我々はすぐにメニューを探しますが見当たらず。
仕方なしにイケてる店員さんに「すみません、無双とコラボしてるメニューをお願いします」と正面から突破を試みます。
何度も言いますが、オタクの本気は人の目などに怯みはしないのです。
少々お待ちください、という店員の目は完全に「あ〜そっち系ね」的な感じでしたが、待つこと数分。
「すみません、第一弾は昨日までで第二段は明日からなんですよ。今日は丁度間の日で、メニューの取り扱いをしていないんです」とか言うじゃないですか。
良く調べていなかった私はどんだけ〜!と一昔前のIKKO姉さんのようなリアクションでしたが、下準備ばっちりなりっちゃんの目はごまかせません。
サッと携帯取り出し、画面を確認し、「第一弾も本来はまだ期間中だし、第二弾ははっきりと9日からって書いてるんですけど」と交戦します。
少々お待ちください、ともう一度待つこと数分、少しランクが上のような店員さんがやって来て「9日からとなっていますが、本部の方からまだメニューやカードが届いていなくてご提供できません」とのこと。
1つここで確認しておきたいのが、我々は無双のために本来立ち寄るはずもないリア充の集まりに突入をしたわけで、それがなければ誇りを胸に殴りこんだ意味がないのです。
この不手際に、正直少し腹立たしさがありました。
公に9日から第二弾となっているのに、メニューがきていないのでできませんっていうのは如何なものか。
これはハッキリ言ってオタクに対してあまりにナメきった態度ではなかろうか、と(※楽しみにしすぎていたため沸点が低い)。
忙しい日々の中、何とか時間を見つけてそれを楽しみに訪れた客はどうなる。
言っておくがオタクは期日や約束事にはうるさいんだぞ!!すごい執着だから!!
本部からメニュー届いてないんだからしゃーないっしょっていうのは違うだろう、と間違いなく態度に出ていた我々、そしてりっちゃんが必死に店員に交渉してくれ店側が「第一弾でできるものならご用意します」という譲歩をしてくれたので、第一弾のカードには凌統さんがいるとすぐに打算的な計算が働いた私は、首を縦に大きく頷きました。
こんなに店員とは言え見知らぬ人に巧みな話術をしかけ、より良い方向へと導くりっちゃんと見たのは初めてでした。
そこまでしなくても、と思われると思いますが、何も既に終了と言われているのにワガママ言って作れってくれよと迫ったわけではありません。
公式で9日から第二弾となっているから食い付いたのです。
大人気ないですが、大人の前にただのオタクです。
情熱を傾けるものに対しては惜しみない努力をします。
食べ物は流石に材料がないそうでダメでしたが、「お酒は呉以外なら全てできます」ということで呉が大好きな我々には悲しい一言でしたが、うん、おいしかったです。
最後にお会計後にカードを引かせてもらいましたが、その時のイケメン店員も「あ〜そっち系?」な態度でしたが、もうここまできた我々に恥などありません。
本来なら8日までしかいなかった凌統さんがこの中にいるかもしれないと思うと、手が震えました。
店員さんが裏返しで差し出してくれていたカードをそれぞれ2枚ずつ引き、その場では確認できずにごちそうさまでしたと店の外へ。
せーの!で表へ向けた私の手の中にあったのが、これです(※画像参照)。
どうですか、クジ運がないっていうかそもそも運がない私が、引き当てた本命ですよ。
あ、やべ、これで地球終わったわ。
正直そう思いましたけど、その話をしたら大抵「そのくらいで終わる地球なら終わった方がマシ」と言われます。
でも私にしたら1年間の運を使い果たしたといっても過言ではないレベルですから。
何より一緒に行ってくれたこと、9日からって書いてますよねって一騎打ちしてくれたこと、凌統さんを引き当てたことに喜んでくれたりっちゃんに感謝の一夜でした。
彼女の目的はくしくも第二弾、第三弾にいるのでそれもお付き合いできたらいいなぁ〜と勝手に考えています。

一昨日、昨日と衝撃の中に身を置いている気持ちですが、全ての無双シリーズで司馬懿を担当しておられる滝下毅さんが、事故でお亡くなりになられたそうです。
今まさに7を必死にやっていて、あの独特の高笑いや「馬鹿めが!」「凡愚が!」という彼の特徴的な言葉を身近に聞いていただけに、驚きを言葉にできませんでした。
ずっと諸葛亮の影のように描かれていて、あと一歩及ばない惜しい人のような扱いでしたが、シリーズを重ねるごとにキャラクターに深みが増し、6に至ってはとうとう建国をして晋というポジションに移動となって注目をされましたし、何より息子たちが新規キャラとして参入したことにより『軍師』『諸葛亮のライバル』としてだけでなく、『父親』としての顔が見られました。
今回の7では奥方が新規キャラで参入し、司馬一族が集結となって『妻には適わない夫』としての彼を見られてとても楽しかったです。
その全ては、ずっと彼の声を担当されていた滝下さんあってこそここまで出世キャラになったのだと思います。
やはりあの独特の高笑いに言い回しは、シリーズを通してとても象徴的でした。
この7以降では聞くことができないと思うと、残念でなりません。
そして何よりあまりの若さと突然すぎる訃報に、奥様やご家族、関係者の方のことを思うと非常に心が痛みます。
滝下さんが担当される最後の無双シリーズということで、精一杯遊び尽くさせて頂ければと思います。
滝下さんの演じる彼と出会えて本当に良かった…いつしか彼を愛らしいとすら思えるようになったのも全て、滝下さんにおかげです。
どうか、ゆっくりとお休みください。
心からご冥福をお祈り致します。

最後になりましたが、3月11日が過ぎました。
震災から丸2年ということで、時間の経過の早さに驚くばかりです。
私は東北からは遠く離れたところで生活していますし、なかなか足を運ぶこともないというのが正直なところです。
できることは引き続きふるさと納税をすることや、今もなお不自由な生活を強いられ、故郷に帰れない人がいて、行方不明のままの方も大勢いらっしゃるという事実を忘れずにいることくらいですが、東北の物産展などには足を運ぶようにしようと思っています。
できることが少ないからこそ、その少ないできることをするようにしたいです。


2013/03/13 11:48

返事
メッセージありがとうございます!
3月3日にメッセージを送って下さった方への返事です。
お心当たりのある方は追記ページよりどうぞ。

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2013/03/05 00:57

更新
短編『捩摺』
七松小平太

もじずり、と読みます。
捩花という花の別名らしく、百人一首にも出てくる言葉です。
忍捩摺り、という着物の柄があったそうで捩花のように捩じれた柄が特徴的だったとか。
日本の言葉や文字はどうしてこんなに美しいのか。


2013/02/26 22:15

日常
久しぶりの日・祝以外での休みを、ヲタクライフ満喫で至福の時を生きています。
忍たまサイトのようになってますが、特にそういうつもりはなくてですね…この熱を消化できるところがこことtwitterしかないという。
twitterでも消化しきれなくてここに引っ越してきたという。
萌えの力とは偉大だ、と改めて思いました。

お話を書く時はもっぱらPCを使っています。
携帯だと頭に浮かんだフレーズを打ち込むのに時間がかかってしまい、いち・に・さん・ポカン状態になってしまうので、パパっと打てるPCの方が使い勝手がいいので。
そうしている内にタイピング速度がクソ早くなってしまい、今じゃ会社で「お前、カチャカチャうるせぇ!」と言われたり「どうやったらそんなに早く打ち込めるの?」と聞かれるまでになりました。
しかし言えぬ。
まさか、二次小説書いてたら早くなれるからオススメ☆とは言えぬ。
作業中は音楽聴きながらが多いです。
最近は天野月子さんや奥華子さん、あとはボカロを少々。
天野月子さんは力強さの中の儚さとか、歌詞の言葉の美しさに掻き立てられるものがあります。
掻き立てられて、「私、今すごい掻き立てられてる!」って掻き立てられていることに満足して終わります。
だから私はダメ人間なんだろうな。
奥華子さんは可愛らしい声や、飾らない真っ直ぐな歌詞にとても心くすぐられる感じです。
切ない曲も温かい曲も全て素直に受け入れられる。
『変わらないもの』を聞くと色々なことを思い出し胸が逸るのも、奥華子さんの素晴らしさだと思います。
すぐに思い出すのが『時をかける少女』のポスター。
あの遮断機のところで背を向ける千昭と振り返っている真琴のあれです。
あのポスターを始めて見た時の鳥肌した感情が駆けてきます。
こういう感情を忘れずに、年を重ねて行きたいと常々思うものです。


2013/02/26 14:00