なんともネタぎれで、今回は新製品でもなんでもない製品です。
現在流通しているノック式消しゴムとして最も一般的な形式の、少なくとも4社(過去の製品を含めれば6社)から発売された形式。
今回はファーバーカステル名義の製品、プロントイレーサーです。発売年不詳(1990年ころ?)、たぶん日本製。
†紙はコクヨキャンパス
画像の1行めは、書いて消す行為を1回、5行めはそれを5回繰り返したもの。
左から
ぺんてるAinシュタイン0.3HB、
パイロット ネオックスG 0.9HB、
三菱ナノダイヤえんぴつB、
三菱ナノダイヤ0.9HB消字力:良好
消しかす:細かい、まとまらない
消耗:遅い
消し心地:さらりと軽い
折れにくさ:折れにくい
消しゴムをギリギリまで使えるノック式機構。といっても消しゴムを使いきったことがありません。もう少しで使いきるところで失くしてしまって、実は今回のは買い直したものです。
これと同様の機構がシャーペンにも採用されたらよいのですが、摩擦ある消しゴムだからこそできる形式で、黒鉛芯には応用できないのかもしれないですね。
替えゴム補充は後ろ側から押しこんでノックするだけ。
消しゴムが短くなっている場合、チャックにくわえさせられないため、何かで軽く押しこみながらノックします。
◆替えゴム7099R
φ6.7mm×122、二本組、非塩ビ、マレーシア製。
トンボ モノワン用と同径。
三菱Eノックやステッドラー ラデットとは消しゴム径が異なり共用できません。
1990年代に買ったものはあんまりいい消し心地ではなく、替えゴムを他社製に変えていたりしましたけど、それが改良されたのか、買い直したものはさらりとした消し心地になっていました。
これのちょっとした欠点は、机上でペン軸が揺れやすく、クリップが机にあたってカタカタ音を鳴らすこと。ロットリングやステッドラー ラデットなら揺れずに止まります。
軸色が明るいプロントイレーサーは1990年代初頭のもの。現行品はロゴが金色印刷で1993年ころ以降のもの。
比較に並べた下二本はロットリング ティッキーペン消しゴム。これの三面に滑り止めを入れた三角グリップが手に合わなくて、前述のちょっとした欠点にもかかわらず本品を好んで使っていたのです。
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