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中島

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大企業の社長の人の妻で、現社長で、未亡人。あの施設に共に住んでいた彼女は今、そんな肩書きだらけの人間になっていた。「ねえ」口紅の引かれた唇は艶やかだ。でも、何処か偽物のようで。「お前、幾らなら私のものになる?」あつし、と優しく呼んだ彼女の面影は、ない。

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探偵社でも、不思議な人だと思った。ずっと見られていたから、何だろうと思った。「敦くんの目、きれいね」唐突にそう云われた。え、と思うと同時に彼女の腕が目の方へ伸びた。「ねぇ、ちょうだい?」

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僕の先輩は今日、最愛の人を亡くした。薄い探偵社の寮の壁の向こうから、泣き声が聞こえるのが、辛い。僕は先輩に大変良くしてもらって、励ましてもらっていると云うのに。今の僕は、何て非力なのだろうか。思わず耳を塞ぐ。此の手を離したとき、どうか先輩は泣き止んでいますように。

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面白くないよ此れ。半笑いの編集者の顔がむかつく。「あっ!」不意にした声に振り向く。白髪の少年が慌てて指差した方には、風で舞う紙。突っ返された私の漫画。持っていた物を投げ出して、彼が全て捕まえた。「全部ありますよね?よかった」私は半分泣きながら、ありがとうと云った

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女の子が可愛さを捨てる時。其れはきっと、守られるのを辞める時だ。「此処は私に任せて、敦君」「っ、でも…!」「先輩命令。君は今だけ守られていなさい」其の代わり君が強くなった時、皆を守ってね。そう云って微笑んだ彼女は、間違いなく綺麗な女性だった (何時か、僕が、)

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「お兄さん、お暇?」人虎はキョトンと私を見る。面白い顔。「えっと…」「お兄さん、異能力者でしょう?さっき其処から出てくの見ましたよ」困惑の色が見て取れる。うん、良い顔。「其の異能、頂けないかしら」大丈夫、私は貴方の異能大切にしますから、ね
(いただきますと手を伸ばす)

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私が異能力者だと気付いたのは、あの虎に出会ってからだ。行き詰って外に出た瞬間鉢合わせ、命の危険を感じた。警察の事情聴取もそこそこに私は家に帰された。それから、画室の壁一面に虎を描いた。描き終えた次の日、虎が壁から出て来た。そこで分かったのだ。「会いたいね」お前に、

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