ウイグル 【アジア】 |
「さようなら、狼の子。もう貴方の支配は受けない」 トルコ系遊牧民族。 突厥の支配のもとにいたが、8世紀に可汗を名乗り、王国を建てる。 安史の乱では唐を手助けするなど、1世紀にわたり勢力をふるうが、災害や内紛、キルギスの侵入によって崩壊する。 最盛期は国際警察のような役割を果たした。商人気質。 |
イル=ハン国(ナチン) 【アジア】 |
「親父様の力を見せつけてやるんだ!世界中にな!」 1258〜1353年 首都:タブリーズ 建国:フレグ アッバース朝を滅ぼし、イランを支配した。 マムルーク朝やキプチャク=ハン国と睨み合ってたりする。キリスト教国との友好関係をもって両国と対峙した。 ガザン=ハンの時が最盛期で、イスラム教が国教となる。 内紛によって衰退し、ティムール帝国に併合される。 |
ムワッヒド朝(モニーレフ) 【イスラム】 |
「スピリチャール、な気分だよね、うん!」 1130〜1269年 ムラービト朝に変わってマグリブ、イベリア半島を支配する。ベルベル人のイスラム神秘主義を基盤とするイスラム王朝。 レコンキスタによってイベリア半島のイスラム王朝は押されてくる。 |
ムラービト朝(ラヒム) 【イスラム】 |
「俺、あの野郎大っきらいだからさ、協力するよ!」 1056〜1147年 ファーティマ朝に対抗するために成立したような感じのイスラム王朝。西サハラのベルベル人の、熱心なスンナ派運動によって成立した。 ガーナ王国を滅ぼす。マラケシュを拠点とし、マグリブ地方やイベリア半島まで支配した。 西ヨーロッパにイスラム文化を紹介したり、西スーダンをイスラム化したり、地中海貿易したりと、各地で器用に立ち回っていた。 |
ブハラ=ハン 【イスラム】 |
「ぼくたちはここまで歩いてきた。空の上を歩いたこともある。気がする」 1505〜1920年 ティムール帝国を滅ぼすウズベク三族のひとつ。 ウズベク族のシャイバーン朝(1500〜99)がブハラに建国した。1920年にソ連に併合される。 |
ホラズム朝*ヒヴァ=ハン国 【イスラム】 |
「私たちは三つ子であり、ひとつの国なの」 <ホラズム朝> 1077〜1231年 セルジューク朝トルコ人奴隷出身のアヌーシュテギンが建国したイスラム王朝。 ホラズムはヒヴァの古い名前で、フワーリズムともいう。セルジューク朝・ゴール朝を倒す。 1220年にチンギス=ハン(モンゴル帝国)の侵攻にあい、崩壊。 <ヒヴァ=ハン国> 1512〜1920年 首都:ヒヴァ(17世紀〜) ウズベク族の建国した国。別名ホラズム=ハン国。 ティムール帝国を滅ぼしたウズベク三族のうちのひとつ。 1920年にソ連に併合される。 |
テーバイ(カドモス) 【古代オリエント・エジプト】 |
「ええですよ〜、愛って大事ですよ〜」 レウクトラの戦いによってスパルタに勝利し、ギリシアの覇権を握った。 テーバイ軍には神聖隊という先鋭部隊があったが、その構成員は全員同性愛のカップル(テーバイは男性の同性愛が最も行われた都市だった)。愛の力でスパルタに圧勝せしめた。 ギリシア神話ではオイディプス王の伝説の舞台となる。 マケドニアに反旗を掲げたため、アレクサンドロス大王により徹底的に破壊された。 |
スパルタ 【古代オリエント・エジプト】 |
「お前の遊びにつき合うとる暇ないんや」 前8世紀頃〜 スパルタを征服したドーリア人のポリス。組織的重装歩兵の戦闘においてギリシア最強の軍事国家。 農業奴隷のヘイロータイ、商工業に従事するペリオイコイなどを支配する少数のスパルタ人、という形だった。リュクルゴス体制を敷いた。 |
スキタイ 【アジア】 |
「ん・・・・」 教科書の遊牧民族の項目で一番最初に載ってる民族。 前7Cにカスピ海におこり、前6Cから王国を建設した。 黒海周辺のギリシア植民市とも交流があった。戦いも強く、特にアケメネス朝ペルシア帝国はスキタイ攻略に随分と悩まされたそうだ。 前3C半にサルマタイ人に追われて王国が崩壊するが、スキタイの文化はほかの遊牧民族に大きく影響した。 |
シュメール(ジャファル) 【古代オリエント・エジプト】 |
「おじさんの小言だと思って聞いてなね」 世界最古の文明といわれるメソポタミア文明の創始者。 民族や言語系統は不明。 楔形文字や太陰暦など、発明家である。神権政治という、権威者が自分の支配を神により与えられたものであると正当化する政治形態をとった。 前3000年頃から都市国家(ウル、ウルク、ラガシュが有名)を建設し、前2400年頃からはアッカド人により支配される。 |