Tin ice in the sun

アンソロジー 舞台!

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泣いた。というのも、この本はなんというか何らかの才能と努力とをしている人間たちのお話の集まりだったので。 と思ったら、ラストの観客たちに泣いてしまった。生きてる人間、ファンとして会って応援しているからこそのお話だなあと思った。 ざっくりまとめるとこう。 2.5次元舞台のキャス変 バレエの衣装作り アマチュア劇団 劇団四季みたいな職業ミュージカル俳優 2.5の観客 キャス変のところは王道の話だったし軽快な語り口でよかった。というか、自分も似たようなことがあったので嬉しい。 (文学座に所属していてSNSなどをやっていない亀田佳明が朝ドラ出演したことにより盛り上がりをみせて……) 職業ミュージカル俳優としてのお話も興味深かった。ミュージカルというと歌って演技して、の方が日本だと多い感じある。最近はちゃんと踊ってるの見てないなあ。(海外と比べるとね。)でもこの主人公は踊る方が得意なアンサンブルやっていた人という。これ、イメージ的には劇団四季だと思うんだけど違うのかな。 2.5の観客。原作のファンであり、舞台のファンでもある。そしてSNSの関係性の話でもあった。これ実際に起きたらあまりにも人間関係に疑いを持ちすぎじゃないですか………???!!?!? になりました。 全体的にはかなり面白かったですが、小規模劇団を推している身としては物足りない所もありました。


  • 25th.Mar
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