Tin ice in the sun

その昔、ハリウッドで

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ワンハリノベライズうれしみ〜〜と思って読んだらワンハリじゃなかった感じ。タランティーノのオタクレベルが高すぎてこう「通だけがわかる感じ」になるかと思いきやちゃんと分かりやすさに包まれているのがいい。(庵野秀明の悪口??) 中身としては「ノベライズというよりハリウッドオタクのタランティーノが好き勝手書いたお話」が正しいのだけれど(映画本編最後までやらないし)キャラクターの関係性の深堀や、あまり描かれなかったクリフの過去、リック・ダルトンの葛藤が描かれていて面白かったです。 二次創作で好かれていたクリフとリックの関係性が予想以上にドライでシビアで相棒の感じでよかったです。クリフ・ファッキンサイコパス・ブースだった……。 そしてトルーディ(作品内キャラクター)ガチ勢のタランティーノの愛情爆発小説でした。おもしろすぎ……。


  • 10th.Oct
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