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ゼブラ サラサ4 J4J1
2009/07/20 06:00


ゼブラ4色ジェルボールペン サラサ4透明J4J1-C

ゼブラ多色サラサ:Amazon検索


 同社ジェル/ゲルインクボールペンSARASAの多色版。4色のほか3色やシャーペンと組み合わせた3+Sがあります。

軸は太く14.4mm、ゴムグリップはべたつかないもののさらりともしておらず、樹脂はよく見るとラメ入り。驚きだ。
 大きなクリップは可動式で黒インクのスライドレバー兼用。他のレバーはヒトの鼻のような、うなだれたようなヘンな形ですが、とても使いやすくよく考えられた形です。
 筆記時、気になるペン先のがたつきがあります。
これは宿命的なもので、多色の口金(ペン先出没孔)は異なる方向から繰り出されるペン先に対応できなければならないため、ちょっと余裕が必要なのです。

 従来の油性ボールペン用インクに比べ十倍強早く消耗するジェルインクは、多色ボールペン用細芯に不向きなため、この多色サラサには従来より1.16倍太いJK芯(φ3.5×96mm)が採用されています。
軸径が太いのは、太軸が流行しているからだけではないようです。

 ゼブラJK芯はボール径が0.5mm(筆記距離250m)と0.4mm(同300m)、三菱鉛筆UMR-65と互換します。筆記距離はハイテックCコレト用LHKRF-10Cの約1.5倍、ランニングコストは平均2.15分の一です。
 色が黒赤青緑の基本色で事足りて、費用節減を求めるなら、油性かφ3.5×96mmを採用する本品または三菱鉛筆シグノMC(3色まで)が有利です。

が、軸がモンブラン149並みに太いのでワイシャツのポケットには収まりが悪く、夏場に携帯するにはどうにも向きません。
 また利点に見える大きなクリップは可動式なのに緩くて生地をしっかり挟めず、ワイシャツではすとんと落ちますし、背広でもするりと抜けることがあり、意外な弱点です。

 サラサクリップの可動クリップは良いのに本品のクリップがこれなのは不釣り合いですよね。
なんとかなるようにちょっと手を加えてみましょう。

  1. クリップを開きます。
  2. クリップ先端内側にラインストーン等φ3×3mmの何かを接着します。
分解して行うのもよいのですが、組立がメンドいので勧めません。



 パイロットハイテックCコレトを筆頭に選択式多色ボールペンが好評で、ゼブラもシャーボXという高級ラインを投入していますが低価格帯には参入していません。
参入するとなればコレトのように元来油性用ながら普及率高いφ3×98mm準拠なのか、ゲルインクのために開発された今回のφ3.5×96mmなのか、どちらにするのでしょうか。
※2012年6月プレフィール発売

 そのゼブラJK芯は1999年ころに発売され、多色サラサの前身スーパーマーブルやジェルスリーに採用されたもの。ハイテックCコレトより五年以上早く登場したこの多色用ゲル替芯の存在を私は知りませんでした。いくらボールペンに興味がないとはいえ、これはいかんわ……。

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