入浴中にも読める「風呂単」という耐水単語帳があるのですが、それに使われている耐水紙で綴じられたメモ帳がこれ。
6mm横罫、40枚、37.5g。罫線は表面のみ。ベルマークつき。
耐水紙は合成樹脂ポリプロピレン(PP)を薄膜化したもの。惣菜トレイ等に使われるポリプロピレンは耐油性にも優れ、燃焼時塩素ガスを発生しない樹脂です。
同様のメモ帳はオキナ、コクヨ、モンベル、ライフから発売され、クツワはゴムバンドを取り付けて既存品と差別化しています。
耐水紙というからには水性/ゲルインクでは書けず、適合筆記具は鉛筆、油性ボールペン、油性/アルコールマーカー。
また、水場で使うなら加圧式油性ボールペンをお薦めします。
綴じリングはサビない樹脂製。
なのはいいんですけど、ページを折り返すとリングの端が挟まってぴたりと折り返せません。
水に濡れるとページが張り付いてめくりにくくなるので、これはこれでいいのかな?
樹脂合成紙は引き裂き強度が高く、手で破ることは困難、刃物がなければメモ帳から切り離すこともできません。
ページをよく切りとる人には、手で切り離せるよう工夫されたオキナ耐水メモを薦めます。
PP製耐水紙ではユポ社のユポ紙が有名ですが、本品の説明にはその名が出てきません。しかし、この耐水紙は選挙投票用紙にも使われるユポ紙と同様のもの。
あの書き心地が欲しいとか、入浴中に良案を着想するも記せず困っているとか、夕立ちによく出会うといった方は記憶に留めおくといいでしょう。
先ごろ、サンスター文具からメモ帳を挟めるボールペン
バインダーボールがメモ帳とセットで売り出されましたが、三菱鉛筆は
パワータンクと、トンボは
エアプレスと耐水メモ帳をセット販売すればいいんじゃないかな。