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　三色ボールペンに蛍光マーカーを組み合わせた複合機能品。
BICブリーフィングやラミー ピックアップ、ゼブラ ミニライトライトNK-1が製造中止になったいま唯一の製品ではないかと思います。
他社製品が長続きしなかったところをみると本品も長くなさそうなのですが、書類を校正したりプレゼンテーションや会議で紙資料に書き込む際に重宝するでしょう。
2016年6月発売、日本製。エコマークつき。
姉妹品に修正テープ付きアクロボールホワイトラインBKAW-60Fがあります。
替芯BVRF-8、詰め替え蛍光マーカーBSGRF-15A。

　マーカーキャップをひねって(左右どちらでも可)外します。まっすぐ引き抜こうとするとマーカーごと外れます。
キャップを閉めるときはまっすぐ嵌められます。
外したキャップをなくさないよう注意。クリップかどこかに差し挟める設計ならよかった。
蛍光黄と蛍光ピンクの二色あり。

　三色ボールペンは回転繰出し機構、120°ずつ回転し三色240°回転。
ペン軸中央の色標とクリップを合わせるとペン先が出ます。収納するには60°回します。
スライドレバー式に比べ使いづらいと思われていますが、ペン先を紙面に向けたまま持ち替えることなく繰り出せる方式でもあります。

　ペン先が4mm露出し、見やすく書きやすい。
　黒と赤が隣り合っておらず、青を経由しなければならないのがちょっと扱いづらい。パイロットに限らず黒赤を隣接させないのはどんな理由があるんでしょうか。

　私はゴムグリップ嫌いなんですけど、このタイヤパターンゴムグリップは受け入れられます。べたつきもなくやわらかくもなく摩擦のみがある感じ。

ゴムグリップがどうしてもイヤだったら、同社ダウンフォースのプラスティックローレットグリップと交換可能。

右の黄緑色はスライドレバー式三色アクロボールBKAB40。2010年10月発売。
そのグリップ内側には隙間があり、握るとたわむ。
橙色(本品の同型)はたわまず、しっかり握れます。

グリップを外し、替芯を引っこ抜いて替芯交換。
◆替芯BVRF-8、φ3.1mm×98.2 (ペン先径2.3mm)、JIS油性B型
黒赤青緑、ペン先に色標あり。付属芯0.7mm。
型番；ボール径／筆記距離
BVRF-8EF ; 0.5mm / 450m
-8F ; 0.7mm / 360m

互換品：同社BKRF-6、BSRF-6、
ぺんてるBKS7H、BPS7、多色ビクーニャ用BXS、
三菱S-7L、スタイルフィット用SXR-89、UMR-109
＊トンボとゼブラのJIS油性B型は外径がちょっと細く、パイロットは外径がちょっと太いため合いません。

　これに充填された「アクロインキ」は、三菱ジェットストリームに次いで発売された低粘度油性ボールペンインク。
私見では最も旧油性に近い低粘度油性で修正テープ滲出がありません。
でありながら冬場での書き出しかすれがほとんどなく、夏場でのインク溜まり(ダマ)やダマが紙面に着くボテも発生しません。
年々改良されているようで、なめらかさがちょっと増したように感じます。

各紙片一行目が現行BVRF8芯。ロット番号1507 (′15年7月製)、＊緑のみ1307
二行目が初期BVRF8芯、ロット1009
三行目が旧油性BKRF6芯(同社4+1ライト付属芯)、ロット0909

2014年6月？赤芯が改められました。右側が古い。
黒インクも変わったようで、固まらなくなりました。
初期のBVRF-8芯をダウンフォース記事で水中筆記して以降、いつの間にか黒インクが固まって書けなくなってたんですけど、現行品は水中筆記後半年経っても書けます。

◆マーカーカートリッジBSGRF-15A-Y, -P、中綿式、4mm幅チゼルニブ。エコマークつき。日本製？
蛍光黄色と蛍光ピンクの二色。
筆記距離：25m
筆記直後に上書きした際、アクロインキが少し滲みます。一分後では滲みません。
裏抜け(裏写り)は見られず。

引っこ抜いて交換。最初のみ堅い。

アクロボールホワイトライン用修正テープと互換します。

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　前回の修正テープ付きにせよ今回にせよゲテモノにあたる製品ですが、好ましく思います。このまま種類が増えていったら楽しいですね。
蛍光を一個で二色にするとか、タッチペン/スタイラスとか、蛍光ではないマーカーや開梱用ポリカーボネイトナイフなら小包発送受取に需要があるんじゃないかと思ったりします。
売上高が大きいパイロットなら実験的な製品をもっとできるに違いない。

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