ペットはPETボトルのペット。これは再生PETを90.4% (重量比)使用した油性ボールペン。黒芯のみ、軸色7色、エコマークつき、グリーン購入法適合。2012年4月発売。たぶん日本製。
近ごろでは珍しいゴムグリップなしノック式。取り回しやすくていい。
出自を表すようにPETボトルを模したおもちゃっぽいペン軸は、思いのほか硬くちゃんと握れます。
軸中央のラベルがまたバカらしくてローマ字日本語。このラベルははがれやすい(はがしやすい?)。
書き味は日本製として平凡。昨今の低粘度油性に比べれば劣りますが十分優れています。
替芯BSRF-6F (φ3.1mm×98.5、ペン先径2.3mm、JIS油性B型)、0.7mmボール/筆記距離900m。ボール径は他に0.5mm、1.0mm、1.2mmがあります。
今回、本品含め五社の同型互換芯を集めました。
但し製造時期がばらばら。
パイロットBSRF-6F、1201 (2012年01月製)
同BSRF-8EF赤、0709
三菱S-7L:900m、1110
ゼブラK-0.7芯:、0505
ぺんてるBPS7:1200m、1104
トンボBR-BS:900m、0602
ぺんてるは標準的なBKS7Hにしたかったのですが手に入らなかった。BPS7 (ローリー用、画像内では誤ってBRSと記してますがBPS)は顔料系油性芯で特殊。
再生材使用は珍しくありませんが、従来品は工場内で出た不純物がない廃プラスティックを使っていました。
こちらは市場に出荷され、個人に売られたPETを回収再利用しており、本品の再利用も可能とのこと。国内回収材です。
昔は焼却処分(燃料化、サーマルリサイクル)が最良の再利用法だなんて言われてましたが、今はもう再生材が主流なんですね。
特徴ある本品は事務用としてもノベルティ用としても重宝されるのではないでしょうか。
ちなみにこれの原形はパイロットヨーロッパ支社フランス工場製のB2P(ボトル2ペン)ゲルインクボールペンです。
原形がJISゲルL型
LG2RF-8用のため、口金内径を2.3mmにして漏斗状部品を増設、JIS油性B用にされています。
それを外すとJISゲルJ型(
サクラR-GB)/K型(
ゼブラJF芯,
三菱UMR-85N,
ぺんてるLR,
同KLR)互換軸になると思ってやってみたら、ばねを短く切るか交換が必要でした。
これができたらジェットストリームSXR芯ももちろん入ります。
※同社アクロボール単色芯BRFV-10なら漏斗を外すのみで入ります。
※2014年12月追記:三菱鉛筆パワータンク用SJP芯が無改造で入るとのこと。参考
→ペットボール|神社前歯科医院 内部の漏斗状部品を外すには、ペン軸後部を熱湯に五分ほど浸けて(煮るのではない)から尾軸を引き抜きます。冷えるとはめ込めなくなる。
漏斗状部品の外径を6mmまで細くすれば容易にペン軸から抜き取れるんじゃないかな。
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