こばなし
しょーとしょーと
めだか箱中心でJUMPやオリジナルとかごちゃごちゃ。
雑食
▽白色
ひらりと白衣の裾が揺れた
『私のように人間の限界を求めて貪るものにとって君のような存在は恐怖でしかないよ』
『すでに終わってしまった人間なんてグズだからね』
『そう言うことでせっかくおにゅーの工房(おり)をもらったのに所長には申し訳ないけど
君のような“負”は不要だよ』
『私が終焉を与えよう』
赤く染まった
▽愚者
「愚かだな」
「『きみほどじゃないよ』」
にやにやと笑った
「実に愚かだね」
にやにやにやにやと
「『んー』『なんで?』」
「負けが決まってるんだからちょっかいなんてださなけりゃいいのにさ、」
「『だって』『負けこそ人生の全てだろ?』」
「敗北を恥じて勝利を誇れの概念を嫌うんだね」
「『当たり前だよ』『そんなものなんの役に立つのかな?』」
「オーケー
勝利を恥じて敗北を誇れってか?」
「『当たり前だよ』『雪ちゃん』」
「さすがだね 禊くん」
ぐるぐるぐちゃぐちゃ愚者ぐしゃと──
▽赤色
ポタポタと血が溢れ出してガタガタと身体が震えた
『あ、あぁ‥‥』
ポタポタと血が溢れ出す。私の身体にはこんなにも血液が流れていたんだな、と冷静なのに身体がガタガタと震える
『あ‥‥、ぁ』
声がうまく出ない‥‥
ヒュ、ヒュ、と空気が喉を通り過ぎるだけ
あー、私はこんなつまらないやつに殺されたんだ‥‥
『恨んでなんかやらない‥‥』
死にました。
▽あー
「知ってる?」
「知らない。」
「あっそ、」
「見ちゃった?」
「見てない。」
「あっそ、
おわり」
▽死にみる
『シニシズムってなに?』
「ケッ!
知るかよそんなもん。
んなことより、投票があった仕事に行くぞ!」
『浅はかな知識だね。
博学ならぬ薄学って感じかな‥‥』
「‥‥‥‥‥」
『怒らないでよ。
私も知らないから善吉君と同じで薄学だよ!』
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