-2013


19/12/18(Wed) 18:05  
金(ついでに、アルコールなど)というものは、いっさい信じてはならない。得る毎にひどく愚かしい人間になってしまったようであまりいい気がしない上に、それを無くしては生きていけない(今のところは)、そのくせ、使うのも、それはそれで罪悪感に苛まれて、たまらない気持ちになる。苦しめられるばかりで、何にもなりやしない。逃げ出したい。全てはね。繋がっているんだよ。へえ、そうかい、と、煙草に火をつける、駄目だ、駄目だ、これも駄目だ。禁煙中だ。そうかい。から、やり直し。へえ、そうかい。で、どう ・・・・・・・・洸介が死んだと聞いた日のことを思い出す、いつもそうだ、十年間、ずっとそうだ、自身の一切を信じられなくなったとき、私は宗教を持っていないので、信じる神がいない故に、自分自身を薄らと信ずる他に信仰が無いのだけれど、そう、なんだっけ、そういう時は必ず洸介のことを思い出す。烏滸がましいよなと自嘲しながら わたしは、まだ墓参りに行くことすらできない 飲酒欲求・・・・・・・・・・・・ 真理はいつも定義するより先をいく 真理とはなんなのだらう。おやすみ 一つ、教えてあげよう。死ぬる時にはからだじゅうの回路が燃やされちまう。そうして、少しずつ、ああ、走馬灯じゃあない、あれはなんだろう。とにかく、全ては繋がっていると確信した。うるさい うるさいよ、そうだ、金を信じるなよ。それは、お前にとって不必要なものだよ 考えるな。じゃあ、今度は、本当に、おやすみなさい ごめんね なに言ってるのか、私にもわからない 考えるな、お前の話なんか聞いちゃいないんだ
 




19/7/17(Wed) 20:41  
結婚。私が生きてきた中で、一番マトモな、人間らしい出来事ではないだろうか。五年間も一緒にいる。長い間一緒に暮らしていたから、今更結婚をしたところで何かが変わったわけでもないのに、名字が馴染みのあるそれでなくなってからというもの、突然に、私は自分が酷く惨めな人間に思えて堪らなくなった。何がそう思わせるのかはわからないが、兎に角、漠然と、惨めだ。
本を売る。本の匂いは嫌いではない。静かな店内も、嫌いではない。嫌なことはあるけれど、きっと、恵まれている方。尤も、自己肯定感が低すぎるが故に、可笑しな被害妄想に苛まれることが多いのだけれど。
ここ数年、落ち着いた生活を出来ていたと思う。人並みの生活、人並みに外に出て、喜んで、落ち込んで、笑って、理由のない涙など一粒も溢さなかったし、それを良しとして疑わずに上手くやっていた。それなのに、最近は、「もっと苦しまなければ」「幸せに生きる事は考える事を放棄することではないのか」生温い幸せが怖い。
「一生のことだよ。」「そうだね。」「一生、一生なのに。」「それでいいんだよ。」
余りにも優しい。失うのも、怖い。
「生きているだけで」だなんて、そんなのは、呪いだ。
 




19/2/26(Tue) 03:46  
自分が幸せになる時は、きっと呼吸を止める時だと思い込んで、この十数年間を生きてきた。人並みにはなれないし、かといって、奇を衒ったような事もできない、ましてや、気の狂った素ぶりなんて以ての外で、我ながら退屈な人間だなと、自らに倦み果てては寂寞に苛まれる。何となくで日々をやり過ごす事に慣れてしまった、頭が割れそうなくらいに青くて、吐き気がする程の感情、全否定の思想。
「真面な頭があれば良かったのに?」「天使は誰の事も責めない。」「ああ、でも、目の前の背中に羽は生えていないし、今は冬。」
茹だるような暑さに揺らぐ夏が欲しい。論理は、所謂、論理への愛である。生きている人間への愛では無い。
(感情が、火葬される。)
身体が重い。優しい人、とあなたが言うのは、勘違い。身体が重い。思案投げ首。
漸く、懊悩の日々が終わる。
 


| top |


×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -