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20.06.11一目惚れです(とうらぶ) 「優」
「えっ?」
「この本丸は優だ」
「待ってまだ一度も出陣してないんですけど」
「いい。出陣しなくてもわかる。主がこんなにも美しい本丸は優だ」
「顔かよ」
「おっと、優を取った本丸には報酬を与えなくてはね」
「取ってません」
「というわけで俺をプレゼント」
「お前かい」
いっそ清々しいほど下心しかないな!
17.01.30行動力 カンスト猛禽類(とうらぶ) 「ギャーーー宗三ーーー!!」
「はい、宗三ですよ」
「どうしたのその格好!?」
「ちょっと裏山を探検していたら転んでしまって……」
「姿が見えないと思ったらそんなことを……。怪我は?」
「僕を誰だと思っているんです?怪我なんてしてませんよ」
「泥だらけで言われても説得力ないから」
「ああそうだ主、手を出してください」
「手?いいけど……」
「はいこれ、おみやげです」
「どんぐり……」
「本丸に落ちているのとは形が違うでしょう?珍しいから主にあげます!」
「ありがと……探検してもいいけど、今度から黙っていなくなっちゃダメだからね」
「?心配しなくてもちゃんと帰ってきますよ。僕は籠の鳥なので」
「お前のような籠の鳥がいるか。アグレッシブすぎるわ」
後日どんぐりで独楽とトトロを作ってあげたら大喜びで作り方を習いに来た。
17.01.30刀剣男士の腕力はおおむねゴリラ(とうらぶ) 「たっだいまー!主のお帰り……えっ?」
「おかえり主!」
「家間違えた」
「間違えてない。間違えてないよ」
「えっ?何これ……?本丸が土地に戻ってんだけど」
「気のせい気のせい!さ、はやく入って」
「入るってどこに!?」
「…………蔵は一応屋根も壁もあるよ」
「ねえ一応って何?」
「一部損傷が見受けられる」
「なんで???そもそも本丸が全壊してるのがおかしいんだけど……何?うちの本丸だけ狼に吹き飛ばされたの?」
「そうそれ!おーかみに吹き飛ばされたんだよね」
「狼って何だろ?って顔が隠せてないわよ加州ちゃん」
「…………えへ」
「連絡入ってないし敵襲ではないんだよね?」
「うん!平和だったよ!」
「平和な本丸が全壊するわけないんだよなあ……」
「ちゃんと内番がんばったし」
「内番より先にやることがあったのでは?ところで他の刀どうしたの?こんなに更地なのに姿が見えない」
「あー……謹慎も兼ねて全員刀に戻ってる」
「なるほど?じゃあやっぱり本丸全壊は君たちのせいなのね?」
「まあほら、うちの本丸ボロかったしさ!」
「新築なんだけどなっ!」
「木造ってその気になれば斬れるじゃん。木だし」
「建築物って斬るために作ってないんだよなあ」
「…………それで、その……」
「わかった、誰が悪いかだけ教えて」
「……全員」
「えっ?ごめんもう一回」
「全員」
「嘘でしょ加州ちゃん……あなたもなの……」
「……ごめん」
「どうしてそんなことに?」
「一番切れ味がいいのは誰かって話になって……一番切れ味がいい刀が主に相応しいって……だから負けらんなくて……」
「なるほど主の意思無視ですか」
「だって主は特別を作ってくれないから……俺たちみんな主の特別になりたいのに……」
「よく考えて?全員が特別だから見かけ上、特別を作っていないように見えるとは思わなかった?」
「……!」
「どうして全員にヴェ○タースオリジナル配ってると思う?全員特別な存在だからだよ」
「主……!俺もうこんなことしないよ!」
「当たり前です。そう何度も全壊にされてたまるか」
このあと本丸の刀たち(刀の姿で蔵に入ってた)が一斉に人型になって駆け寄ってきたので、めちゃくちゃお説教した。
17.01.30宗三左文字はやさしい(とうらぶ) 「宗三!今暇!?」
「今ですか?すごく忙しいです」
「うん!暇そうだね!」
「あなた僕の話聞いてます?」
「だってそんな昼下がりの主婦スタイルでせんべいかじってる人……人?刀?が忙しいわけないよ」
「今いいところなんですよ。もうすぐ犯人が捕まるんです」
「刑事ドラマ見てんの!?完全に主婦じゃん!」
「うるさいですよ主」
「ねえねえそんなことより秘密基地作りに行こう!」
「秘密基地、ですか……」
「あーっ!またため息つく!ため息つくと幸せが逃げるんだよ!」
「誰のせいですか」
「ねえいいでしょ、一緒に秘密基地作ろうよー!」
「……それで、歴代の」
「それもう聞きあきた!」
「…………」
「ね、だめ?宗三と一緒に秘密基地作りたい」
「……………………ハァ〜〜……仕方ありませんね」
「やったー!じゃあ早く行こう!いい場所見つけたの!」
「はいはい、そんなに急ぐと転びますよ」
宗三左文字は、裏山に秘密基地作ろうぜ!って誘うと、それで歴代の〜とかなんとかうだうだ言って嫌がって見せるし心底めんどくさそうにため息つくけど内心わくわくしながらついてきてくれるのでかわいい。
宗三が元気で小柄な子に手を引かれてるのめちゃくちゃかわいいと思うし愛しさの滲み出た表情でついていってるとさらにかわいいと思います。
16.12.22たぶんどこかの民族の儀式と、完全に一致(とうらぶ) 「あ、一期さーん!ちょっと」
「はーい!」
廊下の先に見かけた一期一振を呼び止めると、彼は満面の笑みで床を踏み鳴らしながらこちらへやってきた。いつも静かに品よく歩く彼からは想像もつかない姿である。 開いた口が塞がらない。
「何かご用でしょうか」
何かご用でしょうかってあなた。 あんな姿を見せられてはご用どころではない。
「あのー……今のは?」
「ああ、ご存知ないですか?」
「?」
何が?
「ふふ、弟たちに教えてもらったんです」
「は、はあ」
はて、彼の弟たちはあんなに雑に床を踏み鳴らす姿を見せたことがあっただろうか。 少なくともわたしの記憶にはない。
「すきっぷ、というものだそうです」
「え、待ってごめん、今のスキップだったの?」
「おや、主もすきっぷをご存知でしたか!すきっぷとは、なかなかいいものですな」
「……?ウン……」
えーっと、わたしが間違っているのだろうか。 わたしの思うスキップと、刀剣男士の思うスキップは別物なのだろうか。そんなはずはない。彼の弟たちを含む本丸の刀剣たちがスキップするところは、確かにわたしも見たことがある。 となると、残された可能性は……
「一期一振めちゃくちゃスキップ下手……!!」
「ええっ!?」
あ、やべ、声に出てた。
フォロワーさんからすかいぷ(玉集め)中に編成の仕方教えてもらってたら、「一期はどんくさい」って言われて、「そんなことはないやろwwww」って笑いながら出陣させたら一マス目で一人だけ毒矢にやられたのでクソ笑いました。 一期一振どんくさい……!! その日は隊員だったんですが、別の日に隊長にすると地獄のようなくじ運を発揮してくれました。 一期一振どんくさい……!!(二回目)
なんかよく見ると顔がすでにどんくさそうですよね(失礼) こう……いかにも育ちがよさそうでおっとりしてそうな、ほよっとした感じの………………一期一振顔かわいいな……。 もちろん戦闘は得意だろうけど、それ以外の場でどんくさかわいい一期一振に夢見たい(結論)
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