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14.12.11壁ドンされたー(幕恋)


ドン!

「えっ、何……」

「君のことを、愛しています」

「やめてください」

「え…?」

「やめてください沖田さん邪魔です」

「え」

「もー!今日洗濯物多いんですから!後にしてください!」

「あ…ハイ……」


小娘が沖田に壁ドンされちゃった。
貴女は耳元で囁かれた。
「お前を愛してるよ。」
それに対して貴女は「やめて下さい。」
これが貴女の未来です。
http://shindanmaker.com/500894



14.12.11お題に挑戦してみた、そのじゅういち(幕恋)


男の人には上目遣いが効果的だって、友達が言っていたのを思い出したから。だから、少し試してみるつもりだった。
ちょっとかわいこぶって沖田さんを見上げると、沖田さんの笑顔が固まった。
練習したのにうっかり白目を剥いてしまったのかと思ってひやりとする。
沖田さんが少し思い詰めたような顔になって、大きな手が目前に迫る。反射的にぎゅっと目を閉じると、光を遮られて瞼の裏が完全に真っ暗になった。

「沖田さん……?」

「ごめん」

「え?」

小さく呟く声が聞こえた。なぜ謝罪されたのか疑問に思っているうちに唇に柔らかいものが触れた。
え、こ、これもしかして…!き…!

「かわいすぎて、だめだった。ごめん」

「…………」

状況が飲み込めずにぐるぐるする。

「あんなのどこで覚えてきたの……それとも、もしかしてわざとじゃなくて天然?」

まさか効果を試したくて意図的に上目遣いしたなんて言えない。
わたしは必死に話題を探した。

「……沖田さん、暗い」

「え、あ、ごめん。でもまだこのままで」

「どうして?」

「君がかわいすぎるし、僕のかっこ悪い顔見られたくない。」

「えっ、見たい!」

かっこ悪い沖田さんってすごくレアだ。今まで一度も見たことがない。

「だめだめ!絶対見られたくない!」

わたしが沖田さんの手を剥がそうとしてもびくともしなかった。かっこ悪い沖田さんも、きっとすごくかっこいいに違いないのに残念だ。


おきこむちゃんお題『余裕なさげに 目隠し。』 http://shindanmaker.com/200050

わたしもかわいい女子高生に上目遣いされたい。


14.12.11お題に挑戦してみた、そのじゅう(幕恋)

この前沖田さんが頭が痛いと言っていたときに薬をあげたからだろうか。

沖田さんが神妙な面持ちでわたしの部屋に来て、薬がほしいんですと呟いた。
とても深刻そうな顔なので心配だ。よっぽど具合が悪いんだろうか。

「どこが痛いんですか?」

「いえ、痛いんじゃなくて……」

そこで言葉を切って沖田さんは俯いた。

「気持ち悪いとかですか?」

「いえ……」

沖田さんはしばらく黙って俯いていたが、意を決したように顔を上げた。

「空腹に効く薬ってありますか?」

「……はあ…?」

「おなかすいた……」

「えっ、さっきごはん食べたばっかりじゃないですか」

「そうなんですけどお……もう無理〜おなかすいた……」

タイミングよく沖田さんのお腹が鳴って脱力する。
この人の体どうなってるんだ……。

「もー…心配して損した!空腹に効く薬なんてありません!」

「ええーそんなー…」


貴方はおきこむで『空腹に効くクスリってありますか』をお題にして140文字SSを書いてください。 http://shindanmaker.com/375517

小娘ちゃんが頭痛を訴える沖田にあげたのは生理痛の薬だよ。ヤベッ生理痛のやつだった!って思ったけど沖田が治った!つって喜んでたから黙っておくことにしたよ。沖田は薬とプラシーボ効果とどっちで治ったんだろうね?

沖田は薬甘ーいつって糖衣舐めまくってたら溶けて薬出てきてウペペ!ってなってる。生理痛の薬糖衣あるか知らんけど。


14.12.11診断してみた、そのきゅう(幕恋)


朝、早く目が覚めたから少し頑張って髪の毛をいじってみた。
なかなかかわいくできた。満足して部屋を出ると平助くんにものすごく褒められた。嬉しい。
平助くんと話しているうちにみんなが集まって口々に褒めてくれた。だけど、一番見てほしかった人の姿はここにはない。忙しいのかな。
嬉しかったはずの気持ちが少しずつ沈んでいく。

「ちょっと、何の騒ぎですか?」

「え……」

「…!この子は僕の女ですよ!」

モースの十戒みたいに人だかりを掻き分けてわたしの前に来た沖田さんは、目を見開くと大きな背中にわたしを隠した。

僕の女って、言った。わたしのこと、僕の女って。
嬉しくてにやける頬を抑えきれなかった。

「見せ物じゃないんですよ!はい解散!」

文句を言いながら全員が持ち場に戻り、さっきまでの騒がしさが嘘のように、あたりはしんと静まり返った。

「一番に、見たかったなあ」

わたしの方を向いた沖田さんが呟いた。

「わたしも、沖田さんに一番に見てほしかった」

「できれば他の誰にも見せずに、独り占めしてしまいたい。すごくかわいい」

「嬉しい!」

頑張った甲斐があった。
沖田さんに頭を撫でられると、なんだかすごく褒められてる気がする。嬉しい。

「ねえねえ沖田さん、さっきのもう一回言って」

「さっきの…?」

「僕の女って、もう一回言って」

「え、ええー…改めて言うのはちょっと恥ずかしいな…」

「おねがあいっ」

「んー……しょうがないなあ…あと一回だけでおしまいですからね?」

沖田さんは少し眉を下げて言った。わたしは首がちぎれそうなほど頷く。

「……………君は、僕の女です」

「きゃー!沖田さん大好きっ」

わたしは恥ずかしそうに目を伏せた沖田さんにぎゅっと抱きついた。


あなたは『髪形をかえてみたら好評だった』小娘ちゃんのことを妄想してみてください。 http://shindanmaker.com/450823

物腰の!柔らかい!人が!雑な!表現!使うの!ときめく!
敬語キャラが思わず男言葉使っちゃうのもいいねときめくね


14.12.11お題に挑戦してみた、そのきゅう(幕恋)


なんとなく思い立って日記をつけることにした。
だって今日はすごくいい日だったから。
日記には嬉しいことと楽しいことを書いた。
最初、沖田さんのことも書いていたけれど、だんだん照れ臭くなってきてやっぱり消した。
消したら中途半端に一行だけ白く目立った。
シャーペンでつけられた傷が紙にうっすら残っている。塗りつぶそうかな。
だってこんな跡、万が一見られたら恥ずかしい。
だけど塗りつぶしたら、なかったことになってしまいそうで寂しいからやめた。

(ピンクの着物がとても似合うと沖田さんが褒めてくれました。)


貴方はおきこむちゃんで『一行の空白』をお題にして140文字SSを書いてください。 http://shindanmaker.com/375517

生きる黒歴史(生きる化石風に)なので、かっこでごまかすのが好きです。どうにもなんないときにやらかすともっとどうにもなんなくなるの最高にCOOL(?)


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