Apr 27芸夢


【石田三成 √赤】
 最初のムービーは徳川とほぼ同じですよね。豊臣を抱え起こす石田の背後で大谷さんがふよふよ浮いていますが、このとき彼はどんな心境なのかな、なんて思います。

【戦歴】
一、雑賀荘の戦い
 雑賀に「癇癪を起こすな」というようなことを云われますが、ほんとうに石田は子どもみたいですね。やられたらやり返すではないけれど、ひとつひとつの行動における理由が、単純明快にわかりやすい。

二、能島海戦
 出陣前の会話で、石田は大谷さんに絶対の信頼を置いていることがうかがえます。
 鶴姫はかわいいですね。テーマ曲もきらきらしていて好きです。字幕が「鶴姫ちゃんを倒せ」になっているのにも笑ってしまった。愛されてるなあ。鶴姫を口説く大谷さんを実際に見てみたかったです。

三、中富川海砦戦
 四国壊滅の真相は知っているので、大谷さんの科白が白々しいです。長曾我部は沈んでいてもアニキだ。徳川を倒したいから、という、同盟を組みたい理由すら、石田には「家康のために」と聞こえるんですね。

間、徳川と北条が同盟
 石田、怒り心頭。

四、烏城の戦い
 天海の科白がいちいち面白い。小早川は鍋の具を手掴みして、あちちち、って云うけれど、大鍋の淵に座ったり、ましてや中に飛び込んだりするのは熱くないのかな、と疑問です。刀で小早川の背中の鍋をガンガン叩く石田が怖い。

間、真田が西軍に
 長曾我部と同じく「家康と戦いたい」から石田と同盟をする真田。石田はそれがやっぱり気に入らない。けれども、家康家康、っていちばん彼の名を呼んでいるのは、なによりも自分自身なのですよね。

五、厳島の戦い
 毛利の登場の際の横顔が美しくて魅入る。そして、普段強気で冷徹なひとが負けてあしらわれる姿というのは、なんだかいいですね。見てはいけないものを見てしまったような背徳感とでもいいましょうか。しかしながら毛利の石田に対する科白は的確。「貴様もそのくちか」というのは、いったい誰と比べているのだろう。

六、石垣原坑道戦
 黒田はいいですね、どこか飄々としていて好きです。官兵衛さん、なんて呼ばれて、けっこう慕われているんですね。「家康はおまえさんと違って人望がある」と云いますが、石田の耳には痛いだろうな。

間、徳川と伊達が同盟
 大谷さんがわりと本気で憤っているのが声色からわかります。それでも石田はそんなことは関係ないとばかりに、徳川のことしか見えていないのですね。

七、関ヶ原の戦い 集結
 石田も、このステージだけ開始モーションが違う。禍々しいオーラがみなぎってますね。
 裏切り者の小早川を追うも雑賀と鶴姫が立ちはだかる。このふたりが揃うの、いいですね。姉妹みたい。結局間に合わず、小早川は徳川のもとへ到着。どうせなので素通りした陣をとるため後戻り、本多を撃破。徳川の科白に胸が痛む。
 そして徳川との決戦へ。やっぱり「Naked arms」が熱い。徳川のときはムービーのあとすぐ剣劇から入ったのですが、石田は違いました。もしかして演出ではなく、まぐれだったのかな。たまに挑発でフードを被って攻撃してくる徳川がよかったです。
 徳川を討ったあとの石田の空虚さが凄まじい。石田は豊臣のためなどではなく、ただ自分自身の生きる理由のために徳川を目指したんですね。すべてが終わったあとに自らそのことに気づき、「起きろ家康。そしてもう一度私に殺されろ」って、切ない。血の涙を流しながら、石田はこのあとどこへ行ったのだろう。空っぽになって、死んでしまうのではないかと心配です。


【操作面】
 スピードキャラ、ということで、さくさく攻撃できて楽しかったです。気持ちいい。モーションもかっこいいですね。体力は少ないし防御もぺらぺらと、ステータスが貧弱なのは石田らしいな、と思いました。難易度『普通』でのプレイなので未習得の固有技もありますが、二週め以降でそれらを使うのも楽しみです。

 追記は石田に対しての全体的な感想なんかをつらつらと。

p.s.

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