あらすじ
剣に魔法、王様やお姫様、魔物。
そういったものが存在する、すなわちファンタジーな世界。
しかし、遠い昔に魔女だか魔王だか呼ばれた者が世界に毒を撒き散らした。
それは、人の精神に入り込む毒。
人々は自分の中に様々な異常を抱えることとなった‥‥
果たして世界は、異常(abnormal)から抜け出せるのだろうか?
そしてこれは、そんな世界のほんの一部の人達のお話。
「大丈夫ですよ、その子は死にませんから。だから、私達に構わないでくれますか?」
隻腕、隻眼の青年と、余命二ヶ月の幼き少女。
そして、青年と少女に手を差し伸べる魔女や、それを取り巻く人々。
平行するように
彼らは‥‥
そして、見るに耐えない後味の悪い話もあるかもしれない。
逆に、幸せな話もあるかもしれない。
それは人によっての解釈次第である。
でも、これでおしまい。
これが最後に語るべき物語。
俺は見届けられなかったけれど…でも、お前が見届けてくれるもんな。
abnormal…world