ディエはヴァニシュの元を去り、行方知れず。
しかし、彼の行く所、以前とは違いド派手に異常者の大虐殺が起きており、その痕跡を追うことは可能であった。
至るところで彼は、正常者から『殺人鬼様』呼ばわりされ、讃えられているからだ。

正常者を生かし、異常者を殺す異常者(ディエ)。

「すみません、多分、うちの義兄の仕業です。後始末は私がしますので…」

後片付けをしていかない義兄の起こした事件の後始末や友人の為に、ヴァニシュはディエの後を追うことにした。そんな日々の中で、彼女は死体や争い事に慣れてしまい、淡々と事をこなしていく。

一方、システルは美しい女性に成長していた。彼女に求婚してくる男は山のように居る。
父として生きているロスは複雑な心境ながらも、システルに見合う男を慎重に選んでいる最中である。

「パパ、私別に、結婚するつもりはないんだけど」

そして、シャイは…囚人は…赤髪の魔王は…?

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