INDEX

REALTIME




◆2014/06/09 [コメント]
リーマン後輩×先輩。シガレットキス。

徳田が喫煙者だということは正直意外だった。純朴そうな、どことなく柴犬に似ている童顔に煙草は似合わない。そう言ってやったら朝見のほうこそ潔癖症でヤニ臭いのは似合わないと言われた。潔癖症というほどではないが、確かに神経質なところがあることは認める。
喫煙所でライターを貸して欲しいと言われて、まだ長い煙草を銜えたまま顔を近付けると、徳田は戸惑った表情を見せて周囲を気にするように視線をさまよわせた。無言でせっつく朝見に観念して煙草を銜え、火種を移すために先端同士を触れ合わせる。伏し目がちな徳田の顔立ちを改めて間近で見て、職場で不埒な真似をしているような奇妙な気分になってきた。徳田が躊躇った理由はこれだったのかと気付く。

◆2014/06/09 [コメント]
登場人物が煙草を吸うお話って書いたことないな。シガレットキス萌えなのに。ロンググッドバイ見てマッチで火をつけるのも萌えると気付いたよ。

◆2014/06/09 [コメント]
お題短文は特に制限がない状態で考える場合と違う系統の設定がふと頭に浮かぶので面白い。高校生とか弟兄とか本来の自分の萌えから微妙にずれた設定なので。リハビリ短文続けて徐々に長いお話(といっても2000文字程度だけど)も書けるようになったらいいな。長い(といってもry文章を書く気力がほんとにない。

◆2014/06/09 [コメント]
シャーロック録画見たよー。面白かった!そしてまたしてもとんでもない終わり方だった!これって続編はいつになるんだろう。撮影開始は暫く先の話って見掛けた気がするんだけど。その頃にもテレビでBS見られる環境だといいなぁ。あんまり先のこと考えたくないわ。

◆2014/06/09 [コメント]
創作BL用にツイッター始めようと思ってアカウント作成したけど、よく考えたらそんなに呟くことないので削除しました…通知メール届いた方がここをご覧になっていたら申し訳ありません…

◆2014/06/09 [コメント]
莉吏さんは、「早朝の庭」で登場人物が「ケンカをする」、「鍵」という単語を使ったお話を考えて下さい。 →恋愛お題ったー
弟→兄。

日が昇る頃に朝帰りしてこっそり家に入ろうと思ったのに、庭の鉢植えの下に隠してあるはずの鍵がなかった。弟の寿史の嫌がらせだ。陸上部の朝練に出掛けるところを捕まえて喧嘩を吹っ掛けた幸浩に、弟は面倒くさそうな顔で応じたが、こうやってわざわざ嫌がらせする理由は兄が遊び歩いたり外泊したりすることが面白くないからで、構わずにいられないような真似をして幸浩の関心を引きたいだけなのだった。高校三年生を二回もやっている出来の悪い兄と比べ、同じ高校に通う寿史は女子にも人気があって陸上部のホープと名高い。こんな陰険なことをするなんて学校の連中は知らないのだろう。
「門限までに帰って来ねえ兄貴が悪い」
「お前にごちゃごちゃ言われる筋合いねえんだよ、関係ねえだろ」
「関係あるよ。弟なんだから、兄貴が彼女作って遊び回ってっと、俺まで評価下がる」
これでも中学生に上がる頃までは、幸浩によく懐いて可愛いところもあったのだ。いつの間にか身長を追い抜かれて、見下すようなことを言われて、険悪な関係になってしまっていた。寿史が成長したということなのか、幸浩がどんどん駄目な方向に進んでいるのか、その両方なのか分からない。

◆2014/06/07 [コメント]
コメント頂き、ありがとうございました。コメント欄でお返事させて頂きました。

◆2014/06/06 [コメント]
莉吏さんは、「夜のジム」で登場人物が「見つめる」、「傷」という単語を使ったお話を考えて下さい。 →恋愛お題ったー
『落日に染まれ』の花巻と土岐田。

役作りのために通い始めたジムは花巻が利用している施設だったので、夜に行くと鉢合わせになることがあった。土岐田と会って嬉しそうな顔はするが、トレーニング中は集中してストイックに取り組んで話しかけてきたりしない。そういう真面目な部分は好ましいと思う。
同じジムを利用する女性モデルに声を掛けられて親しくなり、何人かで食事に行く話が持ち上がった際、花巻も誘ってみると、女性が同席するということで土岐田の動向が気になるのかついてきた。女性陣が土岐田より若手俳優の花巻に関心を示すことは分かっていたので、上手く誘ってやって欲しいという思惑もあったが、元々花巻は人見知りで話しかけられても会話が続かない。そんな様子を放っておいて他の女と喋っている土岐田を傷付いた目で見つめるばかりだ。
「お前、合コンとか行かないの」
「行きませんよ。っていうか、あれって合コンだったんすか」
「あー、まぁ、そのつもりだったんだけど」
帰りのタクシーの車内で花巻は機嫌を損ねていた。それでも後部座席のシートの上の手をあやすように握ってやると握り返してくる。割合簡単に機嫌を直すところも好ましい。おかしな性癖を除けば、案外土岐田は花巻のことを気に入っていた。

◆2014/06/05 [コメント]
莉吏さんは、「早朝のコンビニ」で登場人物が「噛み付く」、「ココア」という単語を使ったお話を考えて下さい。 →恋愛お題ったー
リーマン後輩×先輩。

早朝のコンビニには雅春と安斎以外に客は居なかった。おどおどしながら雅春の後ろを付いて回る安斎が疎ましく感じられたが、怒鳴りつけたり追い返す気力もなかったので無視を決め込む。この男の浮気癖は今に始まったことではない。それを承知で雅春も付き合ってきたのだ。あっさりと許せるかどうかはまた別の問題だったが。
「高橋さん、ココア好きでしょ、俺奢りますから」
「黙れ」
「あの、ほんとすいません」
「『すいません』じゃねえだろ、『申し訳ありません』だろうが」
言葉尻を捉えて噛み付くのも大人げない自覚はある。私生活はだらしなくても職場では安斎は出来の悪い後輩という訳ではなかった。むしろ好青年だと思ったのに、だからこそ告白を受け入れたというのに、自分自身の人を見る目の無さが情けない。もう止めたいと思いながらも安斎を許してしまうことも嫌だった。

◆2014/06/04 [コメント]
莉吏さんは、「夜の階段」で登場人物が「なぐさめる」、「氷」という単語を使ったお話を考えて下さい。 →恋愛お題ったー
高校生で普通←チャラ男っぽい。

学校帰りに暗くなるまで駅前のロータリーの近くの階段に座り込んで、スーパーの中にあるたこ焼き屋で買ってきたかき氷を食べながら、失恋したばかりの侑真の愚痴に耳を傾けるのは今回が初めてではなかった。侑真は惚れっぽい。光平からしたらちょっと馬鹿なんじゃないかと思うくらい、くっついたり別れたりと忙しない。侑真は顔もノリも悪くなくてチャラチャラした見掛けだから、それなりにモテるのに、潔癖で口煩いところがあるせいで付き合い始めてもすぐに喧嘩ばかりになるのだ。そして失敗を次に生かすということがない。慰めるのもいい加減飽きてくる。
「あー、こーちゃんが女だったらなー」
「オレが女だったらぜってぇお前とは付き合わねえ。めんどくせぇもん」
「いや、もうこの際、男でもいいわ。こーちゃんでいいわ」
「なんだよ、その妥協した感じ。ムカつくんですけど」
「妥協じゃなくて。こーちゃんがいいです」
思いの外真面目な表情で言われて嫌だと言いづらくなる。もしかすると、光平が甘やかすせいでこの男が彼女と上手くいかないのではないかと、薄々思ってはいたのだった。



prev | next


人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -