ヴァイマル共和国(クラウス Claus) 【ヨーロッパ・アメリカ】 |
「愚か者ほど多くを語るのだ」 1919〜33年 1918年、キール軍港の反乱に端を発するドイツ革命後成立した、ドイツ共和国の通称。ドイツ帝国のしりぬぐいと、第一次世界大戦後、英仏の過度のドイツ圧迫を引き受けた。 一時的に外交は安定したものの、世界恐慌のせいですべてを持って行かれた。アメリカいい奴だと思ってたのに。当時世界で最も民主的であるとされたヴァイマル憲法を有した。 ヒトラー内閣の成立により崩壊。 この時のドイツ国民の不満は、息子であるナチス=ドイツによって最悪の形で世界へ仕返しされることになる。 |
両シチリア王国*シチリア王国 【ヨーロッパ・アメリカ】 |
「舐めないでよね、これでも私、ヴァイキングですから」 1130〜1282年 首都:パレルモ 建国:ルッジェーロ2世 ノルマン人がナポリを中心に建国。中世西欧のイスラーム文化受容に貢献した。 シチリアの晩鐘事件(1282)以降、シチリア王国とナポリ王国にわかれる。1504年、シチリアはスペイン王国領となる。 フランス人(特にヴァロワ朝)に対するアレルギーを持ってる。いつでも闇討ちする準備はできている。 双子の妹(ナポリ王国)がいる。 |
エジプト文明 【古代オリエント・エジプト】 |
「吾の知恵を借りたいとな?」 ナイル川流域に成立した最古の文明のひとつ。ナイル川の氾濫のおかげで肥沃な大地に恵まれ、豊かな農耕文明が形成された。 ヘロドトス(前5世紀の人)の「エジプトはナイルのたまもの」という言葉は聞き飽きたね。実はこれはヘロドトスの言葉じゃなくて、前6世紀の歴史家ヘカタイオスの言葉をヘロドトスが著書である『歴史』に引用したもの。 クレタ文明と交流があったらしく、彼に絵を教えたりもしていたようだ。 英知に優れ、あとを継ぐ古王国、中王国、新王国の親となって導いた。 |
アッシリア帝国 【古代オリエント・エジプト】 |
「アッシュール神に選ばれしこの私こそが、この世界の覇者だ!」 前19C〜前612年 首都:ニネヴェ 一番最初の世界帝国。世界帝国の元祖。セム系アッシリア人の国。 ミタンニの内紛に乗じて自立。支配体制が厳しすぎたために長続きしなかった。 アッシュールは帝国初期の都であり、守護神のアッシュール神は帝国の守護神ともされた。 厨二病。 |
アッカド王国 【古代オリエント・エジプト】 |
「ていうか、おじさんのせいですからね。」 前24C〜前22C 建国:サルゴン1世 アッカド=南メソポタミア北部。セム系のアッカド語をつかった。 南部のシュメール人国家を次々と征服し、メソポタミアに最初の統一国家を樹立した。 四界の王とは俺の事。 シュメールおじさんはもうお年だからそろそろ引退すればいいのにと思ってる。 すごくマイペース。 |
アテナイ*ビザンツ帝国 【古代オリエント・エジプト】 |
「僕ってやっぱりすごいポリスやろ?な?見直した?」 <アテナイ> アッティカ地方のイオニア人ポリス。前9C頃に形態が整った。女神アテナを守護神とし、パルテノン神殿とかがある。ペリクレス時代は一番調子に乗ってた。のちにスパルタにボコされて沈んでいった。 ペルシアのズボンはダサいと思う。マケドニアって実はバルバロイじゃないのかなと思ってる。 <ビザンツ帝国> 395〜1453年 首都:コンスタンティノープル いつのまにか一神教になってた。ローマ帝国って強い。 教皇とはフランク王国の布教の件で仲たがいしてから500年くらい口もきかない状態だった。イスラームまじ怖い。 1000年単位でペルシアといがみ合っている因縁の仲。だからズボンはダサいって言ってるだろ。ヨーロッパから民主政の星と言われている。まんざらでもない。 |
元 【アジア】 |
「ボクら友だちだもんね!」 1271〜1368年 首都:大都(北京) フビライ=ハンによって中国風の名前に改名されたモンゴル帝国の正統後継者。 あの有名な元寇を仕掛けてきた国。13世紀の暴れん坊。高麗(朝鮮)、ビルマ(ミャンマー)のパガン朝、シンガサリ朝(ジャワ)などを相次いで服属させた。元強い。 同じモンゴル帝国の子孫でも、イル=ハン国とは比較的仲が良かったようだ。 科挙とか難しくてよくわからないけど、とりあえず馬と弓でなんとかなるよね! モンゴルの兄弟たちには改名後は「ダイオン」って呼ばれてる。 |
ティムール帝国 【イスラム】 |
「漢(おとこ)の行く道は一つ!!!」 1370〜1500年 首都:サマルカンド 建国:ティムール モンゴル帝国の子孫を自称し、帝国の復活を目指した。 片腕や片足がもげても、片目が見えなくなっても戦い続けた猛者。猛者だけど病気には勝てなかった。 アンカラでは調子こいてたオスマンをボコってやった。 モンゴル帝国の後継者としての元(中国)に心酔しており、元を倒して建国した明を心の底から恨んでいる。髪の毛の一本一本まで憎んでる。ワラ人形大量生産中。 |
ジェノヴァ 【ヨーロッパ・アメリカ】 |
「そんなしょっちゅうコンテナ投げつけたりはしないよ。ま、ウェネティアは例外だけど」 長い間商工業、金融業の中心地として栄えた歴史を持つ、元海洋国家。 一時期サルディニア王国のもとにいた。 ヴェネツィアとは通りで会うと普通にしているが、海洋上で出会うと大変なことになる。 |
サーマーン朝(アティフェフ Atifeh) 【イスラム】 |
「ほな、よろしゅう」 875〜999年 首都:ブハラ イラン系イスラーム王朝。中央アジア最古のイスラム王朝のひとつ。シーア派じゃないよスンナ派だよ。 表面上はアッバース朝に従う姿勢をとりつつも、実質的には独立した支配を行った。 サーマーン家の名前の由来はササン朝ペルシア時代の貴族の末裔からとられたと考えられている。 カラ=ハン朝に滅ぼされる。 貿易で栄えたため金勘定が得意。お金を儲けるために抜け目がない。 |