暴力は
2013/05/06 00:06
とても、興奮する。
もし私が男だったなら、勃起していたかも知れない。
顔面を打ち据えられたあとの、苦痛に歪む表情などは、もう堪らない。
腕をへし折られたあとの、白目を剥いて涎を垂らす様など、昇天してしまいそうになる。
腹を抉るように蹴り飛ばされたあとの、腹を押さえて嘔吐を繰り返す姿などは、赤子にすら抱いたことのない愛おしさを覚える。
目を抉り出す?いやいや、それはいけない。障害が残るような暴力はnonsenseだ。骨折なら、治るだろう?
あくまでも優しく、労るように、人としての尊厳を踏み躙らなければならない。
叫び出したくなるような恐怖を。
逃げ出したくなるような苦痛を。
じわりじわりと与え続け、ずっと自分のものにする。
ああ!なんて素晴らしい。素晴らしい。素晴らしい世界だ。
この世は暴力が足りていない。世紀末を見習え。暴力が支配していたのだぞ。
互いを血肉を貪り喰らうような、暴力的で、下劣で、最低な、そんな歪んだ愛もまた、一つの幸せの形なのだと、私は信じています。
追記
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