エンジン音と着信音の間。  
02/07 21:45


雨が降って髪の毛に雨粒が染み込んでいくのに皮膚はそれを拒否するように乾きの感覚ばかりを強要する。どんなに雨に濡れても衣服がそれを飲み込むばかりで取り残される。雨音だけが虚しく響く、濡れた服が重くなる。不思議なくらい穏やかな気持ちになる。雨、止まないで。
02/06 18:16


言葉にするほど陥りやすくなる。だから出来るだけマイナスな言葉をまあるくしたくなる。音が聞こえるから声を耳で飲み込んで脳で咀嚼しなおすとしたら出来るだけ絶望から離れた表現をしたい。時には自分に解らせるために落ち込むような言葉を浴びせるけれど、それを繰り返してるだけじゃ自分の首を絞めて満足して前に進めなくなってしまう。何もかも沈むなら沈む、這い上がるなら這い上がるでメリハリをつけなきゃいけない。ぬるま湯に居続けるということは後悔に浸かり続けるのと同じになったりする。ぬるま湯を安定と表現する人もいるかもしれないけれどここで私はぬるま湯を向上心をしまいこみ現状維持だけに務める人と設定することにした。今の私がそれに繋がる。耳が痛くなるほどの言葉を自分に浴びせ落胆して足を止めたら意味がない。行動無きところに何も生まれないので変に追求しない。追求して動き出せるような人間ではないからだ。考えを押し渡したところで可能性や選択肢ばかりを増やし贅沢な悩みに溺れるんだろうな。人間って愚かだな。
02/06 03:30


部屋の時計がさす時間はどうしても20分遅れだった。電池が古いからではない。なぜか時計はずれた時間を刻んでいる。電波時計だと書いてあって掛け時計の裏には針を手動で動かせるようなネジはついていない。少し前まで40分遅れだったけれど最近少しだけ持ち直している。私の部屋は時間が澱んでいるのだろうか。空間がゆるりとぐにゃりと歪んでいるのだろうか。寝る前に起きた後にふと見る時計、刻む時刻はやっぱり遅いまま。何かを表現しようとするように同じペースで刻んでも他の時計とずれたまま。
02/06 03:10


夢の話  
02/03 12:56


そうね。飼い犬みたいに私が犬なって貴方を守るわ。時々、私のリードを貴方が捕まえてくれたらそれでいいの。あなたを守りたいだけだし好きなだけなのよ。貴方が少しだけ抱きしめてくれれば私は満たされるのよ。悲しいから鳴くんじゃないのよ。少しだけ叫びたくなる日もあるのね。貴方の隙間を少し埋めることができたらいいと思うの。変に気を使わなくていいの、そんな風にされたら窮屈でしょう。守られたいなんて思っていないもの。少しだけ貴方の温もりを貸してもらえたらそれで満足よ。
02/02 00:41


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