■世はなべて事もなし稽古日誌事始

こんにちは、今年度卒業公演「世はなべて事もなし」演出をやっています、藤田翔と申します
演出としては二年前の八月にもやらせていただきまして、あれから二年、もう卒業する年になったと思うと感慨深くあります


今回の舞台は脚本を用意せず、メンバーが様々な形でシーンを作り、それを構成する事で一纏まりの舞台としてお客様方に観劇して頂く物になります
形としては、仙台シアターラボが行っている、構成演劇という形が一番近いかと思います

そのような公演ですので、稽古内容も普段の公演とは異なります
あるいはディスカッションをし、あるいはシーンを持ち寄り、あるいは演出が主導でシーンを作り
一人一人の主体性が問われる公演であり、上手くハマれば傑作怪作が生まれるでしょうが、かみ合わなければただの駄作になります
もちろんそこを舵取りするのは演出なわけですね
頑張ります


ところで実は一月ほど前から稽古がスタートしています
この手の創作はナマモノですから、一月前の事がもう過去のようになっています
本番は二月頭、まだまだ時間が長く、うごうごとうごめきながら進んでいくことと思います
二月には我々の四年間の集大成ががつんと出てきます。お楽しみに

　　　

稽古日誌 2012/10/31 14:00