2020
Happy April




001: シュティア・ホルン
「その、合コンに誘われちゃったんだけど……どうしたらいいかな? 人数が足りないんだって」
♂‖179cm‖19歳
 瞳
お人好しの大学生。大学入学と同時に一人暮らしを始め、今もって慣れない家事に悪戦苦闘中。そのほかファミレスでのバイトにボランティアサークルにと、実家を離れた寂しさに浸る暇がないほど慌ただしくも充実した日々を送っている。家族構成は両親、兄、妹(+飼い犬)であり、忙しい中でも毎日誰かと連絡を取り合うなど家族仲は良好。昔からの友人には「キレると怖いタイプ」と評されつつも、小心者で沸点が高く、年単位で怒ったり声を荒げたりした記憶がない。ごく平凡な人生を送ってきたことから人外や祓魔師といった存在はファンタジーという認識。結構な怖がりでありながら、人がいないのでこのままでは廃部になってしまうと泣きつかれてしまい、押しに流されて何の因果かオカルト研究会にも籍を置く羽目に。律儀に隔週の集まりに顔を出しては夜眠れなくなっている。



002: エレーミア・ルヴィニ
「よう、今夜は暇か? なら飲みに行こう。お前の恋の進展具合をぜひとも聞かせてくれ」
♂‖184cm‖27歳
 瞳 
さる資産家の養子として育つ。幼少期は引っ込み思案だったが、成長するにつれて他者との交流に物怖じしなくなり、果ては長期休暇にバックパッカーとして気ままに諸外国を放浪するまでに。大学卒業後はコネで親族の会社に入社し、多少の自由な振る舞いも大目に見てもらっているが、それゆえ一部にはよく思われておらず、愛人の子だなんだと口さがない噂を流されている。社の内外を問わず顔が広いことから、たびたび顧客や仕事を持ち込む橋渡し役ともなっている。運動神経がよく、中学時代にさまざまな運動部を渡り歩き、高校と大学ではバスケットボール部。いまだにジャンクフード大好きなお子様舌。趣味は旅と飲み会、人の恋愛話を聞くこと。自身の恋愛はからっきし駄目で、気に入った相手と一夜を過ごすかたわら、この齢にして「運命の存在」を夢見る残念なロマンチスト。



003: アルギュロス・アリシダ・アーデイン
「お目覚めかな。……おや、そんなに警戒しなくても。今日の実験は楽しいことをしよう」
♂‖186cm‖32歳
 瞳
本職は大学教員。それ以外に水面下では祓魔師の下について人外の研究をしており、熱を上げているのは専ら後者。多少の知識はあるものの自ら祓魔師になって人外を狩る気はなく、人ならざる者への態度も友好的かつ協力的。人外の生態に関して、飽きっぽいたちの本人には珍しく興味が長続きしている反面、好奇心を優先するあまり少々非道な実験でもやってしまう倫理観の危うい一面も持ち合わせる。母曰く、元を辿るといつかの時代のどこかの貴族に行き着く家系らしい。実際に育ちがよく身の回りのことを自分でする気がほぼないため、適当に周囲の人間を誑し込んでは世話をしてもらっている。うっかり空白期間ができた際には実家の使用人を呼びつけて使うなどするが、一応、やらないだけで器用なので本気を出せばある程度は自分でもこなせる。でもやらない。ヒモ属性。



004: イヴェール・フラム
「……お前の作る弁当は好きだ。少し量が多いが、美味い。明日もあるのだろう。楽しみにしている」
♂♀選択可‖170cm‖20歳
 瞳
育児放棄気味だった母親の手から離れ、幼い頃にアーデイン家に引き取られた。アルギュロスと違って家事全般「やらない」ではなく「できない」タイプで、放っておくと栄養補助食品やゼリー飲料で食事を済ませることから周りに本気で心配されており、通学時間の短縮になり得る一人暮らしは許可が下りず、アーデイン家の本宅で暮らす。現在は大学生。平穏な日常のなかで興味の赴くまま外国語を中心にあれこれと学んでおり、アーデイン家、中でも「にいさま」こと長兄の役に立つことを主眼に置く。昼休みは使用人に作ってもらったお弁当を携えてアルギュロスのもとに顔を出すのが日課。ときどきその(本職のほうの)研究の手伝いもしている。彼が人外と関わっていることを知らず、一般人ゆえそのあたりの知識もろくに持たないが、うっかり知ろうものなら関心を示す可能性は高い。



005: 綾瀬 雪斗
「いつの間にか売れっ子祓魔師になっていたんですね。ご指名が来てますよ、受けますか?」
♂‖167cm‖外見17歳程度
 瞳(昼) 瞳(夜)
淫魔と人間のハーフ。日本に拠点を置く祓魔協会に所属し、一室を借りて住み込んでいるため住所もそこ。祓魔師としての活動あるいは使い魔の契約も不可能ではないが、身体能力や戦闘技能が高いとは言い難く、基本は事務員としてデスクに向かう日々。自分と同じような人外との混血や、人間との共生を望む悩める人外の相談を受けるのも仕事の一環。淫魔の血が濃く出ており、高校生くらいの容姿に反して実年齢はそこらの人間よりも上で、祓魔協会において古株になりつつある。精気は協会内での知り合いの祓魔師や使い魔にもらい、対価として仕事を斡旋したり休みを調整したり。普通の食事もする。趣味らしい趣味を持たず、他にやることがないからとワーカホリック気味であり、一部の同僚らに気に懸けられていることは知らない。職場では隠す必要がないので眼鏡は外出時のみ装備。



006: メアルー・スル・オーランローズ
「迎えなんて必要ないって言ったじゃない! ……放課後に寄り道する計画が台無しだわ……」
♀‖151cm‖16歳
 瞳
女子高生。由緒正しい名家の箱入りな末娘で、「ごきげんよう」が挨拶の名門お嬢様学校に通う。許婚との高校卒業後の婚約・結婚に向け、今までほとんどしたことのない家事炊事を教わったりと絶賛花嫁修行中。場合によっては家政科のある大学への進学や海外留学も両親は視野に入れているようだが、自身はそもそも許婚と本当に結婚するかよく分かっておらず、とりあえず親の言うことに従っているというのが実状。週末には許婚と親睦を深めるためのデートや家同士の食事会を重ねるなど狭く深い付き合いの中で育ち、過保護にされている悪い面が出てしまったか、それ以外のところではかなりの世間知らず。憧れは下校途中の買い食い。高等部進学に伴って門限が多少緩和されて以来、予定がない日は演劇部の手伝いをしている(正式な部員ではない)。若白髪と言われると泣いて怒る。



007: グランキオ・ウルラート
「あー……祓魔師サマと遊びたいのは山々だが。大事なヒトが俺の帰りを待ってるんで。Ciao!」
♂‖183cm‖外見24歳前後
 瞳
淫魔。育ての親である養父が健在であり、畏愛する彼と自分以外の生き物には、種族を問わず小馬鹿にした冷ややかな態度を取る。人間に対しても餌という以上の認識はない。ただし、売られた喧嘩は買うし自分からも喧嘩を売りつけることがたびたびある好戦的な気性で、わりと好き好んで祓魔師との戦闘を繰り返しており、人外の回復力をもってしても完治しないほどの深い傷を負ったりもしたが懲りていない。こうして生き延びているあたり恐らく全体的な能力・技能は高いほう。現状の最優先は養父という、親離れができていないこじらせ気味のファザコン。ほかにはただ一人、以前に自分を苦戦させた末に痛み分けで終わった祓魔師だけはいまだ忘れられずにおり、折にふれて思い出しては行方を捜してはいるものの、相手が人間であることから既に死亡している可能性も踏まえて期待は薄い。



010: 風間 虎之介
「頼むよ〜! 今夜は他に予定合う奴いなくってさ、でも話し相手欲しいし……この通りー!」
♂‖172cm‖外見27歳程度
 瞳
自分が淫魔であるという自覚があるのかないのか、他者と関わるのが好きで、人間・人外を問わず積極的に交友関係を広げている。完全な夜行性でありながら長い夜を一人で過ごすのが苦手。さすがに進んで自らの種族を明かす真似はしないものの、話の弾みでついポロッと口に出してしまうこともあるなど、警戒心はだいぶ緩い。そんな調子なので淫魔だと言ったところで冗談と捉えられたり、はたまたそこからうまく協力者として取り込むことに成功したりと、生来の脳天気さが幸いしたような展開に恵まれた経験あり。反対に手酷い拒絶を受けた回数も決してゼロではないが、多少痛い目に遭っても引きずらず、ポジティブに生きている。血筋に色々と混ざっていて純血とは程遠く、そのせいで能力的には中の下。鍛えた祓魔師と戦えば普通に負けるレベル。取り柄は元気と前向きさくらい。



011: 相馬 涼乃
「この格好? ウケがよくて、釣りやすいから着てるの。セイフクだっけ? これの何がいいのかな」
♀‖164cm‖外見17歳前後
 瞳
顔立ちはまだ年若く少女めいた印象が強いが、肉体のほうは発育がよく早熟気味。どこかで手に入れた学生服と眼鏡を常用していて、普段は髪は編まずに下ろしている。淫魔ゆえ本格的な活動時間帯は日が落ちてから。空腹になればヒトの寝室に忍び込んで食事をし、他の時間は夜の繁華街をマイペースにぶらつく。食事相手へのこだわりは特にない。今現在は特定の住居を持っておらず、たまたまラブホテルを利用して快適さに感心して以来、そこを利用する機会が多い。無論、制服姿で入ろうとすると断られるためそのあたりは不満に思っている。戦闘能力と言えるほどのものはない代わりに、精気不足でない限り回復力は高く、それをいいことに自分から祓魔師にちょっかいをかけることも。主にしっかりした堅物をからかうのが好き。懐に入れた相手に対しては親切で繊細な面も垣間見せる。



012: フィロ・クラベル
「……また来たのか。お前がしょっちゅう顔を出すものだから、俺もおちおち寝ていられないな」
♂‖185cm‖外見25歳程度
 瞳
宗教的な縛りがないせいか気性はややおっとりしている。淫魔ながらわりと良心的。郊外の空き家に住み着き、手ずから育てた花を街で売って収入を得るなど人間に近い生活をしており、それというのも太陽に比較的耐性があって昼間からもそこそこ動けるため。しかしその代わり燃費が悪く大食らいで、精気が得られなくなると一日の大半を眠って過ごす省エネ仕様に移行。睡眠である程度は自己回復できるが、うっかりすると何日にも渡って眠り続けてしまう。「自分が寝ている間に飢えると可哀相だから」と他の生き物をそばに置かず、一人での暮らしを甘んじて受け入れている。自他問わず怪我や流血沙汰が苦手な痛がりで、戦闘は極力避ける傾向。自身の虹彩が血の色を連想させるのであまり好きではない。生活や倫理観をヒトに寄せているのは、過去に心惹かれた人間がいた影響が大きい。



013: ステラ・フルゴル
「わたしのことも、いつかちゃんと退治してくださいね。あなたは祓魔師さんなんですから」
♀‖157cm‖外見20歳前後
 瞳
使い魔としての契約を結んでおり、祓魔師のパートナーとして働く。任務に同行して調査や戦闘に従事するのはもちろん、家事や買い出しなど日常のこまごました作業も厭わない。祓魔師によって家族を討たれるも、当時まだ物心つく前の幼子だった自身は情けをかけられて命拾いし、その後は当の祓魔師の手元で育つ。それゆえ人間社会の規範と常識が備わっており、人ならざる者を排除することへの抵抗は薄く、何なら積極的に狩るべきとさえ考えている節がある。自分についても、ヒトに害をなす存在になるくらいならパートナーの手で一思いに討伐してほしいという確固たる意思を持つ。戦闘においては武器を使用するスタイルで、身体能力も高めなので戦力としてはなかなか。だが人並みの羞恥心が仇となってスキンシップを取るのに苦手意識があり、慢性的に精気不足に悩まされている。



002+: エレーミア・ルヴィニ
「ただいまー! ねえやー、おれ、おなかへった! 晩ごはんの前に……おかし……ダメ?」
♂‖106cm‖6歳
 瞳
小学校に上がったばかり。元来は悪戯好きのやんちゃ坊主だが、人見知りをする性格上、友人や知り合いのいない1学期は大変おとなしく、教師に当てられても恥ずかしくてまともに答えられない。好物はオムライスとハンバーグ。カレーと唐揚げも好き。同年代でもやや小柄なほうで髪も長く伸ばしており、性別の判断に一瞬迷う容姿をしている。「ねえや」と呼んで慕う通いの家政婦を手伝いたがるお年頃。



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イベント期間:
 2020年4月1日

種族逆転というエイプリルフールの一発ネタでした。お粗末様でした。



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