やがて先輩は窓を開けて話し出した。
「永久ぁ〜〜。永久〜〜?」
 ソプラノっぽいこえをしていた。
亜良ちゃんソプラニーノの先輩が欲しいっていってたしな。

そんなことを考えてると「永久っ・・・逃げた。チッ」
という声が聞こえてきた。
「・・・さっき、爆発起こしたのも部員だから。」
「・・・え?」
「部員の話でもしましょうか。
うちが部長の朱鳥。んで、3年は
うちの他に男が1人、女は4人いるわね。
2年はさっきの七瀬永久。1年はいないわ。」
「ナナセ トワ・・・?」
 聞いたことのない名前だった。
ポカンとしていると

ドダダダダダダダダダタ

・・・という騒がしい足音(?)がして、図書室のドアは
バンッッという派手な音とともに開け放たれた。
そこにいたのは、校則ガン無視の女のひと。
長いツインテールの片方だけをオダンゴにして結っている。
 「・・・さっきの爆発は決して小生がしたものではない。」
「嘘おっしゃい。」
 爆発がどうのこうのって事は・・・この人が
七瀬永久さん!?あたしもっとかわいらしい女の子だと思ってた!
「・・・ぬ。誰だこの女は。」
「井塚成留ちゃん。文芸部に入部するのよ♪」
 「入部するのよ♪」って…決定!?
しかもさっきまでは「軽い気持ちで入部されても迷惑だから」
って言ってなかったですか!?

「ふん。おい、女。」
「成留です。」
「小生のぽりしーに関わるのでな。」
「・・・。」
「小生は2−10の七瀬永久。襲撃部と掛け持ちしている。」
「・・・なんすか襲撃部って。」
「他の部活を襲撃して居座るのだ。
・・・ふむ、女も小生のように掛け持ちするか?」
「・・・。遠慮します。」
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