「・・・朱鳥先輩って・・・天然?」
「天然とはちょっと違うと思うけど・・・」
「まぁ、大丈夫!あーしのお姉ちゃんみたいな人だから!」
「あ、それは思うね。何気にノリいいし。」
「うぇい!!!・・・と。」
「な、成留!?」
「どーしたの?」
「ノリいいってウソでしょ!?」
「「ほんと。」」
 見事なハモリで言われた。・・・友海も美景も
信頼してるのなら信頼しないわけがない!!
・・・と半分開き直りつつ授業は終わった。どーせあたし馬鹿だし。
「ほんとの馬鹿ならばかって漢字で書けないの。」
「うぇい!!!! ・・・美景かぁ。びっくりさせないでよ。」


−昼休み{文芸部の部室にて。}−
 そこは、図書室だった。あたしらの中学校では
初めて冷暖房が設置された所。
「適当に座って。」
「・・・はい。」
「飲み物、いる?」
「いただきます。」
 先輩は鮮やかな赤いジュースをくれた。
「文芸部はね、今部員がうちをいれて6人ってゆう
正直ギリギリのとこでしてるのね。んで、成留が入ってくれたら
7人になって、うちとかの3年が卒業しても安心なわけ。
・・・まぁ、そういう事情なのよ、うん。
でも軽い気持ちで入部されても迷惑だから。
そこのところは良く考えて。」

 先輩がそう言った途端パンパンという軽い爆発音が聞こえた。
・・・何事っっっ!!!???
ていうかなんで先輩はそんなに落ち着いてるわけ?!
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