2009/12/12 06:00
【ｻｸﾗｸﾚﾊﾟｽ】ｸﾚﾊﾟｽ消しｺﾞﾑ 3本ｾｯﾄ:Amazonﾏｰｹｯﾄﾌﾟﾚｲｽ
クレパスを象った単なるファンシー文具かと思いきやなかなかどうして、棒状消しゴムであるため一文字消しできる利点を具え、角型より使い勝手がよい製品です。
塩ビ系消しゴムで全12色。色によって消字力に差があったりするのかどうかは不明です。紙巻きの一部が盛り上がって転がり防止となっていますが、気休め程度。
こんな見てくれながら同社フォームWやプラスエアインに次ぐ優れた消字力を持ち、力まずに消せる製品です。
逆に力いっぱい紙面に押しつけると折れ曲がってうまく消せません。
一所懸命が美徳とはいえ消字作業にまで全力になることはないんじゃないかな。
大きさはトンボモノワンと同じくらい。右端はライオンER-10Kというφ10mm繰出式消しゴム。
マークシート試験にも適すると思いますがφ11mmは少し太い。最適はφ6.7mmでしょうか。
一昔前までは角型以外の消しゴムはファンシー扱いでしたが、近年は消しやすさを求めて種々の形状が考え出され、それらを眺めていると、単純なかたちは間違っているかのように思えてきさえします。
しかし、単純な棒状消しゴムや三角柱消しゴムは一文字消しや一行消しに向いており、それらも広範囲を消すなら角型には敵いません。
消しゴムは異なる形状のものを一つずつ用意して使い分けると何かと便利なのですが、まあ、メンドくさいことではありますね。
塩ビ系消しゴムには合成樹脂を溶かすフタル酸が添加されているため、塩ビ製の本品はPP袋で個包装されており、紙巻きに「使った後には透明PP袋に入れてください。」と注意書きされています。
最近、非塩ビ系(NON PVC, PVC FREE)エラストマ消しゴムが増え、消字力に優れる塩ビ系が避けられるようになったのは、このフタル酸類に環境ホルモンの疑いがかけられているため。
ですが日本の環境省はフタル酸に環境ホルモン効果は確認されなかったと発表するなど、未だ決着していない問題だったりします。
しかし焼却時に有害ガスを発する点など、塩ビ系が敬遠される理由がなくなったわけでもありません。
私はPP袋を捨てて使っていますが、気になる方は非塩ビ系消しゴムを使うのがよいでしょう。
価格は3.5倍となりますが三本セットもあります。
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