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　昔、プラス オムニ1という優れた消しゴムがあって、製造中止になったそれが売れ残っていないか、また代替品となりうる消しゴムはないかと探し回ったことがあります。
残念ながらオムニ1は見つかりませんでしたし代替品もありませんでしたが、このサクラ ラビット フォームWを見つけることができました。

軽く消せて消しくずがまとまりやすく、高い消字性を持ち折れにくい、と理想的な製品です。
消しくずがまとまる消しゴムにありがちなねっちょりした感触はフォームWにはありません。
高い消字力は発泡体によるもので、微細なカドケシが寄り集まった構造をイメージするのがよいかと思います。
　軽く消せる点についてはプラスエアインのほうが優れていますが傑作です。

欠点は二ツ、

消耗が早いこと。

消しゴムは消耗することで消すのだから仕方ないことですけれども。

もう一点は取扱店が少ないこと。

パイロットフォームはよく見かけますがラビットフォームWはなかなか見かけません。

といってもパイロットフォームやICエストがこれのOEMであるため代用可能です。

　紙質、鉛筆芯硬度、芯質の組み合わせによって最適な消しゴムもまた変わってくるのでしょうが、組み合わせが膨大で私には未だわかりません。
しかしフォームWが多くの組み合わせに適することは間違いないでしょう。
「字消しですのでたべられません。」
ふしぎな注意書きだ……
　ところで、プラスティック字消しの消しくずはその素材から不燃ゴミなのですが、日本字消工業会の安全管理マーク審議会(携帯/PC)によると、ゴミ袋よりもその量が少ないだろう、とのことから可燃ゴミ扱いでも問題ないと結論づけています。
　新オムニがプラスから発売されましたが、以前ほどの吸着力を具備していないようで残念。
プラスオムニについて詳しくはこちら。
suzumiya.press
伝説の消しゴム（前編）
伝説の消しゴム（後編）

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