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ステッドラー マルスミニテクニコ502芯研器
2009/02/28 06:00


staedtler502
staedtler芯クリーナー 502 RS10(マーケットプレイス品)

 芯ホルダを紹介するとき、適合芯研器としてステッドラー502を基準にすることが多かったのに、その502を紹介していませんでした。
今回は最も普及しているであろう2mm芯用回転式芯研器、通称"バケツ"です。中国製。

 黒鉛芯は一種の陶器と言われるように、カッターで鉛筆を削ると15本を前に刃が鈍って換える(折る)ことになります。
そこで回転式芯研器は十年以上の耐久性を持つよう、やすりを用いています。
それによる芯先は並みの鉛筆削りでは追いつけない鋭さとなり、芯ホルダがかつて製図用であったことに納得します。

 煙突のような穴に芯ホルダを差し込み、黒蓋ごと時計回りに回して(このとき芯ホルダだけを掴んで黒蓋には触れずに回します)芯を削ります。
 斜めに差し込まれた芯が内部中央のやすりに当たって削られていく仕組みで、芯を8.8mm出して削ると鈍く、11.5mm出して削ると鋭く尖らせられます。

そんな細かい芯出し調節をどうやってするかというと、上面左右の穴がちょうどその深さで、芯を削る前に、ここに芯を入れて出具合を調節するのです。
a - 芯ホルダ差込口φ8.5mm
b - 芯出し調節孔深さ8.8mm (鈍)
c - 芯出し調節孔深さ11.5mm (鋭)
d - 芯クリーナー
 差込口径はφ8.5mm、どんな芯ホルダでも合うわけではありません。この点についてはロットリングR505 250N芯研器が優れています。
 上面の白い「芯クリーナー502 RS10」は、削り滓にまみれた芯研後の芯先から削り滓を拭きとるためのもの。
芯先を差しこんで使います。
 小さいといえども携帯用ではなく、横に倒すと底部に溜まった削り滓が漏れるので注意。
 現行品は心棒が樹脂製になり、芯研時黒蓋が僅かにブレますが問題なく削れます。心棒の耐久性については今のところ何とも言えませんが、旧型の金属製でも折れるときには折れるものだそうです。
※2019年3月16日追記;月に数回使用して十年経ちましたが、合成樹脂製心棒に目立った磨耗が見られず曲がってもおらず、折れてもいません。


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