今年の小学館ラピタの付録は白い万年筆"WHITE"。
　前回のALWAYSとほぼ同型、胴軸が少し長くなりましたがインクカートリッジ専用で、欧州型カートリッジ二本が付属します。中国製。


　ペン先先端には別の金属が溶着され、字幅は太字。
ペン先はペン芯と密着し、また前回のように中心がずれていることもありませんでした。

　カートリッジ装填後15秒以内にインクがペン先へ到達し、書き始められたことから今回は当たりを引いたかもしれません。また、撮影のために数分間キャップを外したままでもペン先は涸れませんでした。
　書き味は前回のALWAYSと同じようになめらかなほうで、約1400字書いてもインクの流れが途切れず良好です。
　ペン先とペン芯が密着し中心が合っていると、このようにインク供給が安定し渇きにくくなるのです。ペン先に汚れが溜まるとその限りではありませんが、その際にはペン芯を洗えば回復するでしょう。

　インク色はロイヤルブルーですが色合いが薄く、インクの流れをよくするために意図的に薄められているのかもしれません。しかし他社のインクに変えてもこの万年筆に大きな不具合は発生しにくいと予想されます。

　他社のインクカートリッジに替えるときはインクが混じらないように、首軸を流水に浸しペン先を水に漬けおきして洗い、よく水切りしたのち半日ほど自然乾燥させます。
　白に銀色トリムは品良く見えます。ただ、軸形は初期二作のほうが持ちやすいですね。

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