同社のリポーター4を短縮化したレバースライド式4色油性ボールペンで、紐つきと紐なしがあります。開発名リポコン、タイ製。※2018年?製造中止。
φ12×117mm, 12g, 紐は1.2m長、首にかけた紐が不意に引っかかったり引っ張られて負荷がかかると、首を絞めないように白い接続部が外れます。
可動式クリップのてっぺんには紐通し穴があり、その下、レバーが当たる軸後端にはゴム板が仕込まれ、ノック解除時の音を減じています。といっても大した静音性はないので過度の期待は禁物です。
各色レバーは色だけでなく形状も違い、その形や位置を指先が覚えればレバーを見ずに操作できます。
レバースライド多色ボールペンを色替えするとき(ノック切替時)、軸を手のひらで握り込むように持ち親指でレバー操作するのが一般的と思いますが、短軸のため、芯先が手のひらに当たってインクがつくことがあるので注意。
レバーに指を掛けやすいため、ペンを構えたまま、軸を示指と中指で挟み親指でレバー操作するのがいいようです。
分解すれば色の位置を変えられます。
- 先軸と全ての替芯を外す
- 後軸内のバネ押さえとバネを引き抜く
バネを変形させないように注意 - レバーの指掛け上端を外側へ軽く引っ張るか、裏側からピンで押して指掛けを外す
- レバーを前方へ抜き、入れ替える
組立時にもバネを変形させないように注意。
レバー基部を全て同色にして、レバー指掛部と替芯の交換で色の位置を変えられるようにすれば、各人に合わせて誂えやすくなるのではないでしょうか。
立位(立ったまま)での使用も考慮した製品ですが、ボールペンにはペン先を上向きにして書くとインク逆流を起こす欠点があり、気をつけねばなりません。