入梅の時期にこれを紹介するのは自分でもどうかと思いますが、トンボの学童向けブランドippo!のかきかたえんぴつナチュラル01と、入学専用かきかたナチュラル01です。ベトナム製。
ippo!の新しい試みは、小学一年生の身体に合わせた161mm短寸鉛筆「入学専用かきかた」があること。
| KB-KNAN01 | 入学専用 (赤鉛筆入り) |
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MH-PSK NAN01 | MH-PSE NAN01 |
大きさ | φ7.7×176(六角) | φ7.7×161(六角) | φ7.8×161(三角) |
芯硬度 | HB,B,2B | B,2B |
銘 | [ippo!ロゴ] [芯硬度] |
なまえ [トンボロゴ] |
価格 | 1ダース600円税別 |
これが短寸である理由をダース箱の説明から引用すれば、
「
長すぎて書きにくそう…鉛筆が頭にあたりそうで心配
そんなママの声にお応えして低学年のお子様の手にぴったりな長さにしました!」
というわけで入学専用は標準176mmの九割ほどの長さ161mm。
また木口(端面)は安全対策として丸められています。左側は標準品。
このような工夫は評価したいのですが、高級鉛筆に施された湿気防止シールのほうが丸い。
芯質は同社8900と同じように感じられ、蛍光灯の光を反射する具合も同じくらいで、中身は至ってふつう。こども向けだからといって質が落ちているとは感じられません。
光の反射は机の位置や高さを変えることで回避可能。
軸は
木物語と同じく端材を接いだもの。あちらは使っていると表面がべたついてくる(現行品のみ)のに対し、本品は快適。
また軸木へのバーコード印刷はナシ。
鉛筆を削る際、接ぎ目に刃がさしかかっても従来品との違いを感じることはなく、また三角軸は既存の鉛筆削りで削れます。
入学専用かきかたに混入された丸つけ用赤鉛筆はippo!のために新たに開発されたもので、再生紙でも見やすいよう調色されています。私にはちょっと実感できなかったのですが……
この赤鉛筆にはもう一つ、消しゴムで消しやすい特長もあり、私はこちらに優位性を感じました。
芯硬度表示が大きめなのがいい。
木目がうっすら見えるつや消し塗装が施されたナチュラル01はippo!かきかたえんぴつのなかでは少数派。
多くはつや有りです。
ボールペンは事務用でも装飾過多が多い近年、この素朴さはたいへん対照的で鉛筆らしく、学童用としてのみならず、シンプル&ナチュラルを標榜する人間にもよいのではないでしょうか。森ガールとか。
たぶん小学生以外に好まれる製品だと思います。
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