ROTRING 300シリーズ2mm芯ホルダー502320
Amazonマーケットプレイス
製図用品会社ロットリングの2.0mm芯ホルダです。芯ホルダの記事は久しぶり。
同型シャーペンを芯ホルダ化して1992年に発売されたもので、芯硬度表示と簡易芯研器をもつドロップ(スプリングクラッチ)式。日本製?
外側は樹脂製、内部は金属製。
137mmまでの長さの芯を収められ、三菱のストッパーつき芯もそのまま入れられます。
簡易芯研器はプッシュ(ノック)ボタン兼用。ノックの重さは
三菱ユニホルダーと同じくらい。
回転式芯研器は
純正芯研器(緑差込口)のほか
ステッドラー502が適合。
芯度表示(4H,2H-2B,F含む)はゆるく、よくズレるのでアテにしてはなりません。
樹脂製軸の前部にある滑り止めは刻みが浅くカドが甘いため、効果が低いもの。
全周を同じ形状にしたことや軸厚との兼ね合いからなんでしょうが、これなら
ペンコのような滑り止めを、口金接合部を避けて成形するのでも良かったのでは。
ロットリングの2mm芯は硬め。
koh-i-noorと同じ容器に入っています。
チャックの芯保持など中身は問題ないのに、軸がどうもよろしくない。描画用としてはともかく、筆記用としては他製品を薦めます。
ロットリングの製図用六角軸シャーペンには三ツ以上のグレードがあり、300は普及品です。価格は500円税別、芯ホルダのみ650円税別。
長らく芯ホルダは300にしかありませんでしたが、2007年に600も追加され、この600芯ホルダで軸がかなり改善されました。
600芯ホルダは芯硬度表示や簡易芯研器が無いなどスペック上は300にも劣る反面、300より効果的な滑り止めや軽量かつ剛性あるアルミ合金軸そして芯ホルダ特有の高い芯保持力と相乗して、たいへん良好な安定感を与えてくれます。
ただ600芯ホルダは600シャーペンと軸長や軸径が違い、同じものとして扱おうとすると違和感が募るため、別物として捉えるのがいいですね。
Amazonで扱われる300はシャーペンのみ。
※のちにAmazonマーケットプレイスで扱いが始まった。
rotring300/0.3mm 502303
rotring600/2.0mm 502620
rotring800/2.0mm 502821