「ひーまー」

「っるせぇぞぉ!!!」

「スクアーロのがうっせーから」

居間でくつろいでいた3人、特にベルは並盛の平和な一日に早くも退屈し始めていた。時間は午後12時30。飯はスクアーロが冷蔵庫の材料を勝手に使って作ったパスタを食べた。

「あー、どっかから襲撃こねぇかなー」

「来るわけねェだろ」

「だからジャッポーネは暇なんだよ。王子ちょっと殺し屋探してくる」

「居るわけねェだろ」

「は?いんじゃん、アルコバレーノとか毒サソリとか、よ!」

ベルが放ったナイフはまっすぐスクアーロに向かって飛んで行ったが、スクアーロはそれを泡だらけの皿で防いだ。

「何しやがるクソガキィ!!」
スポンジ片手にがなり立てるスクアーロの後頭部に、今度はコップが激突した。

「XANXUS!てめぇ!」

「うぜぇ」

ソファでごろんと寝返りを打ったXANXUSもまた暇オーラを全身から滲み出している。

「う゛ぉ゛ぉ゛い!!!テメェ等そんなに暇ならどっか行きゃあ良いだろうが!!」

「じゃあ車出せよ」

「徒歩でいけぇ!」

「は?王子歩かせるとかお前常識なくね?」

「テメェが常識語んじゃねぇえ!」

「おいドカス、的になれ」

「なるかぁあ!!レヴィにさせろンなもん!!」

ハゲそうだ。スクアーロは思った。早く帰ってこい、なまえ!

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