手術の翌日


無事、一晩眠れずに過ごしました。六時前後に少しウトウトしたくらい。ていうか、基本的に「あっ、寝れそう!」がたくさんあるんですけど、ちょうど寝れそうなタイミングに新鮮なガチ酸素が入ってくるんですよね。酸素マスク、めちゃくそ寝にくい……。
朝になったら看護士さんが来て、マッサージ機とか心電図とかを外してくれたんですが、未だ導尿の管は取れず……。あれ、つけてると膀胱への刺激がすごいんですよね。膀胱まで入ってるらしいんで。夜中とか看護師がたまにやって来て、おしっこを計量カップみたいなんに取って処分してくれるんですが、そのときも地味に痛いんですよね。うわっ、おしっこ漏らしそう!って思っても、管入ってるから大丈夫。
女で五、六センチは入ってるらしいですね、管。んで、膀胱のところでちょっと水入って抜けにくくしてる。ちな、男は二十センチくらい入るらしいです。ちんちんがあるからだな。女はちんちんがない分ちびりやすいのも納得……。
日勤の看護師さんが来るまで、携帯見ながらごろごろしてました。傷口が痛いっちゃ痛いんですけど、結構大丈夫……。痛み止めの点滴入ってるからだな。このときは閉塞してなかったんでね……。

暇だなって思ってたら、日勤の看護師さんがやってきて、おしっこの管を取ってくださることに。立ち上がってみてくださいって言われて、壁の手すり掴んでなんとか立ち上がるんですけど、傷口が!!! 痛い!!!!
自然と傷口をかばって自然と前のめりになるレベル。ババアになったような気分。
大丈夫ですか? って訊ねられたんですが、目眩とかはなかったし、傷口の痛みもこれくらいしゃーないんかなって思って、大丈夫って答えました。
そして、晴れて、おしっこの管を抜くことに! 尿道の違和感がすごいんですけど、このとき、同時に手術のストレスでちょっと早く来たらしい生理の血までドバッて出てきてびっくりしましたね。そっちも止まっとったんかい。病棟にナプキンの予備がなくて、仕方なく老人用のオムツで代用したんですがここまで夜まで安心なナプキンもないなって……。マッマが持ってきてくれるまで超安心に過ごしましたね……。

一晩身につけていた病衣やT字帯を取って、寝間着に着替えると一気に人間に戻った感じがしました。そして、自分の足で動き回れる幸せ……。まあしかし、お腹の傷口はずっと痛いんですけど。通り魔に刺されてしまったのでね……。




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