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#5

お久しぶりの日記です。
なんか前回も「私の好きになるキャラって……」みたいなボヤきだったと思うんですが今回もそんなお話になります。
ギルガメッシュの長編もひと段落して改めて思ったのですが、彼もまた一緒に生きることが難しいキャラだなあと書きながら思いました。同じものを見て、同じことを感じ、日常をともにしていく、そんな一見当たり前のことをぜったいにできなさそうな男ばかり好きになってしまいます。ガッテムです。
ひとでなし連載はずっとスピッツの『スピカ』を椎名林檎がカバーしたver.のものを聴きながら書いていたんですが、この歌が昔から好きで、よくインスピレーションをもらっています。

スピッツ/スピカ 歌詞
http://j-lyric.net/artist/a000603/l00021b.html

草野マサムネが歌う元の歌もスピッツらしく飄々としててすごく良いんですが、林檎さんカバーver.はカバーコンピレーション好きの中でも伝説になるくらい、ほんとめちゃくちゃ素晴らしいアレンジなんですよ。叙情的で、緩急に富んでて、さらっと凄いこと言ってるマサムネさんの歌詞を引き立てる名カバーなんです。

『この坂道もそろそろピークで
バカらしい嘘も消え去りそうです』
という、最初からハッとするような描写でゆっくりと始まって
『ちょうどいい頃に素敵なコードで
もの凄い高さに届きそうです
言葉よりふれあい求めて突き進む君へ』
と、ふとした瞬間にふわりと体が浮き立って別の世界にいってしまうような、うるうるした臨場感から、サビ終わりの
『やたらマジメな夜
なぜだか泣きそうになる
幸せは途切れながらも続くのです』
というところが本当に大好きで、すべての連載のテーマにしたいくらいです。悲しいんだか嬉しいんだか愛しいんだかで無性に泣ける夜もあるけど、幸せは途切れながらも続くんだよなぁと信じたい、祈りのような気持ち……。
二番の、
『夢のはじまり
まだ少し甘い味です
割れ物は手に持って運べばいいでしょう』
のところも好きで、具体的なような抽象的なような不思議な歌詞なんですが、やっかいな男との割れ物のような関係を、壊れないよう両手で抱える夢主と、それを「奇特な女だ」と思いつつ揺りかごのように身を任せてしまう男……みたいな。うちのサイトの男たちはほんと危なっかしい人生ばっか送っているので関係をたもつのが大変なんですが、こうやって言われれるとああそっか、割れ物は手に持って運べばいいのか、ってまたつい納得してしまう。
幸せは途切れながらも続くし、割れ物は手に持って運べばいいし、なんかそんな話をこれからも書いていきたいと思いました。泣きそうな夜もあるけど、坂道の頂上で急に優しい景色が見えて、古い星の光に照らされて、バカらしい嘘と、言葉より確かなふれあいがあって、でもまたゆっくりと下っていくような繰り返しをね……していきたいですね……なんかポエトリーな気持ち悪い日記になってしまいました。
とりあえずそんな割れ物案件の男たちは、もう少し安定した幸せを夢主にあげる努力をしてもいいんじゃないかと思います。終わります。

2nd.May.2018 +moe



#4

久しぶりに日記をごにょごにょ。
ここ最近は海外ドラマや映画ジャンルにずぶずぶな日々ですが、なんだかんだ、どのジャンルに行っても私が嵌るキャラって共通してるなあと自分の業を思い知らされます。
「何にも代えられないある一つのことに夢中になってる人」を好きになることが多いんですよね。臨也なら人間観察だし、及川さんならバレー、シャーロックなら事件捜査。そのことに人生のほとんどを捧げていて、他のことは二の次三の次。優先順位の一位から五位くらいまではその一つのことが占めてる。
こういう人たちってとっても原作外の人間関係を挟みにくいし、夢小説を書くにあってすごく難しいキャラ造形なんですよ。おいそれと大事なものを作らなそうだし、自分が夢中なもの以外には常に一定の応対しかしなさそう。だからこそ、ある一人の人にいつの間にか執着してたり、意図せず振り回されたりしたときに美味しいわけですが……。

「特別を作らない人間の特別」ってやっぱりぐっときますよね。偏屈で何を考えてるかわからない男と、ちょっとずつ関係性を積み重ねていき、代えがたい絆を結ぶ、みたいなカタルシスが好きなんだなあと最近シャーロックを書いていて再認識しました。
そしてその相手は、誠実ながら不器用で精一杯な(そしてとても辛抱強い)女の子だとベタだけど嬉しい。男は、彼女の何がそんなに特別かわからないけど、どうしても無視できないし他の奴にはとられたくない。そんな自分に初めは納得できないけど、結局は折れる。大事ですよ、認めます。だからどこにもいかないで。みたいな。

けどわからないふりしてるだけで、考えてみれば相手が自分にしてくれたこと、認めてくれたこと、許してくれたこと、辛抱強く愛してくれたこと、それらの全部が特別でかけがえのないものなんだって、本当はわかってるんですよ。
それでいつのまにか自分もその子に応えて、返してあげたくなってるんです。俺を好きでいてくれるって、考えてみたらすごくない!?ってある日唐突に相手の非凡さに気づく。これはなんとしてもこのまま自分のものにしておかなければ……って。
なんかこう書くと本当にどうしようもない男みたいだけど、これはもう一生変わらない性癖なんだと思います。
後はやっぱり、頭のいいキャラクターに惹かれます。Brainy is the new sexyです。頭の良さがちょっとおかしな方向に傾いてると尚いいですね。

そんなわけで、きっとこれからも恋愛観不明なキャラの恋愛をじりじりと探ってく、みたいなことを続けるんだろうなあ、と思いながら降り注ぐ太陽フレアの中で大悟にいたる辻子でした。どうぞよろしくお願いします。

9th.Sep.2017 +moe



#1

久しぶりに日記を書いてみます。
この前友だちが「その人のイメージに合った曲をお勧めする」という遊びをやっていて、私はback numberの『花束』という曲をお勧めしてもらったんですが、歌詞見たらものすごくうちのサイトの臨也とか及川さんっぽくて速攻でダウンロードしちゃいました。

back number『花束

『どう思う?これから二人でやっていけると思う?』
『んんどうかなぁでもとりあえずは一緒にいたいと思ってるけど』
という会話から歌詞が始まって、
『浮気しても言わないでよね 知らなければ悲しくはならないでしょ』
『信用ないなぁ僕は僕なりに真っ直ぐに君と向かい合いたいと思ってるよ』
っていうやりとりを経て
『ごめんごめんありがとうごめん くらいのバランスになる危険性は少し高めだけど許してよ』
っていう男の気持ちが入って最後また
『どう思う?これから二人でやっていけると思う?』
『んんどうかなぁでもとりあえずは僕は君が好きだよ』
っていう会話で歌が終わるんです。

もうこの「とりあえずやってみよう、二人で一緒にいてみよう」っていう前向きななし崩し感がすごく私の好きなるキャラっぽくて悶えました。煮え切らないながら愛情を示してくるずるさとか、幸せにする自信はいまいち持ちきれないけどいつになく頑張ってみる気ではある、っていう見切り発車感とか……私の好きな「しょうもなさと真摯さのはざまで揺れるモテ男」そのものなんですよ。考えてみればとんだ甘えた男なんだけど、そんな甘えをきっとうちの名字名前さんはたまに文句言いつつも許してしまうんだろうなあ、なんて思いながら聴いていました。最近音楽シーン開拓みたいなものもめっきりできていないのでこうやってイメージソングとか妄想をかきたてられる歌を教えてもらえるのはすごく嬉しいです。

そんなこんないろいろ萌えたりもだえたりしてるうちに、臨也のスピンオフ第二弾が発売されたりアニメハイキュー三期がはじまったりと再び怒涛の供給。本誌も追ってる漫画が多くて大変だし秋アニメも豊作だしで、まさに実りの秋です。めずらしく今期「ハイキュー」「ユーリ」「鉄血」「3月のライオン」「ドリフターズ」「とうらぶ花丸」とたくさん見てて、原作知ってるのもオリジナルアニメも続きが楽しみでわくわくです。

ジャンプ本誌ではハイキューワートリに加えて最近は鬼滅の刃と左門くんが大好きです。鬼滅の作者の呉峠さん、読切の時から大好きで応援してるんですが最近ますますセンスが光り輝いてて毎週泣いたり笑ったりしてます。あの独自のテンポとセリフ回し……尊敬。ねず子かわいいし炭治郎は泣けるほど健気だし善逸はひたすらいとしい頑張れ!って感じです。なにより鬼舞辻の冷酷さがすごく好み。明治初期ということで東洋と西洋の文化がまじりあった世界観なのもぐっときます。読んでない方、知らない方、今3巻まで出てるのでぜひ!
左門くんはもう公式男女カップリング大好きな私にとってはオアシスです。古き良き高橋留美子的ラブコメにいっつも爆笑しつつ萌えてます。ツンデレ男と慈愛系女子の王道カップリングさもてしもたまらないし、てし←ネビの異種間片思いもかわいいし、アンリ(恋)→←(友)左門の微妙に噛み合わない絆もおいしい。こちらもまだ余裕で追いつける巻数なのでぜひ!

とダイレクトマーケティングしたところでなんかあまりにまとまりのない日記になってしまったのでここらで終わりにします。久しぶりに書くと楽しい。また近いうち書きたいです。

11th.Oct.2016 +moe


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