おひるね
こくん、こくんと一定に動くちいさな頭を見て、カスミは小さく微笑んだ。
「ナノカもお昼寝しようか?」
「……んぅ」
起きているのかいないのか、半分寝言のような返事を聞いてナノカを抱き上げた。
寝室では確か…サトシがカイトの面倒を見てくれていたはず。
そして案の定、腕の中のナノカはすっかり夢の中。
―――ガチャリ…
「……!///」
扉を開けたその先には、ごろんと仲良く眠る二人の姿があった。
しかも、全く同じ格好で。
(カメラカメラ!)
ナノカを寝かせた後に慌ててカメラを取ってくれば、いつの間にやらナノカまでおんなじ格好で寝ていて―…。
―――パシャ!
2冊目のアルバムの1ページ目にはこれを貼ろうか。
そんなことを考えながら、ママも一緒にお昼寝ターイム!
2012/09/16 Familia
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